ファミコン版「いただきストリート」の続編。スーパーファミコンになり、販売元メーカーがアスキーからエニックスに変わりました。
基本システムはファミコン版と同じ。持ち主のいないお店に止まってその店を買えば自分のお店になる。
自分のお店に他のプレーヤーが止まれば「買い物料」としてお金を貰える。
一番資産を持っているプレーヤーが勝利となる。資産を増やす方法はお店の他、株式投資もある。買いたいお店に止まれない場合はうまく利用しよう。
今回は「空き地」が入った。 「空き地」は関所やらヘリポートやらお店に限らず、展開を有利にするような施設をつくることができるのだ。 ヘリポートは自由に好きな場所に飛べるので特定のエリアの買い占めをしたいときに便利。関所は自分の店に止まらずとも通過するだけで料金をもらう事ができるのだ。 そのときの状況によって選ぼう。
グラフィックはややほのぼのとしたアニメ調。前作の荒井清一氏のイラストが好きだった管理人にはちと残念だった。
対戦相手はじいさんや板前さんやらヤクザ屋さんっぽい人やらマジックハンドを持ったオタクキャラなどバラエティ豊かな15人となった。
個人的にはファミコン版のほうが好きなんですが今作も音楽はかなり良いデキ。ステージのテーマにあわせた作曲がなされてる。ファミコンのときに比べると種類も格段に増えた。高い店にハマったときの効果音がナイス!
空き地の導入で戦略の幅が増えた。あまり増資額が高くできない序盤に動物園にして少ない増資資金で高い買い物料を狙うかヘリポートにして買い占めを狙うか。 また、勝ち抜き戦では2位までが次のステージに進めるようになったため、挽回不可能な状況になったらリセット、なんていうことがなくなった。 なんとか2位を狙うような戦略的な面白さを味わえるようになったのは大きい。
前作のファミコン版ではCOM同士の取引は100%成立していたのでプレイヤーが一気に危機に陥れられる場面もあった。 しかし今回はそんなこともなくなり、流れるようになった。
無いですね良いゲームです。
いただきストリートがいかに面白いのか?よわっちぃコンピューターどもを相手にお伝えいたします。
ファミコン版でのお気に入りマップ「おのころ島」が残念ながらスーパーファミコン版には無い。仕方が無いので「貝がら島」を選択。今作では3人でプレイするマップはありません。すべて4人。短気な管理人には厳しい仕様。
目標額は30000G、破産人数3人に設定。なかなか残酷モード。
メンバーは強さAの「かずみ」と「ひろゆき」。強さCの「こうへい」で編成。
全員が一周回った時点で
自分(赤色):5軒
こうへい(橙色):6軒
ひろゆき(青色):3軒
かずみ(緑色):3軒
お店は5軒ゲット。なかなかの立ち上がり・・・・しかし!高いお店をゲットできず、増資しても高い買い物料に上げることができない。しかも最下位!
序盤の運命の分かれ道。まず左側のエリアでかずみの増資!2周目でこの買い物料・・・まじで最悪!
こうへいが次にサイコロで1を出した日にはジ・エンドだが2を出して事無きを得る。
私は中央にある銀行の左下のマスより左側のエリアに侵入しようとしている。ちょっと暗雲が立ち込める・・・。
そんな心配の前に危機に瀕する!直後のサイコロで2を出してしまう・・・・。ひろゆきの高額の店に止まる俺、マジで最悪!!現在、現金は129G、株は190Gなので202Gの買い物料だから・・・・残117Gに!マイガッ!!。左上のエリアかずみの352Gどころかその前にチラっとみえている91Gでさえも吹き飛ぶピンチに!
サイコロの目は・・・・2!に、2ィだとぉぉお!なんと!その懸念が現実に!あべし!さらにその先に120Gのお店までみえてきた!もはや無傷で銀行へ帰る確立は低い。よもや2周目からケツの毛まで抜かれそうな展開になろうとは・・・・。リセットボタンに手が伸びそうになるのを我慢!!(リセットを押してもサイコロの目は変わりません!!)
ダメポな状況から復活させるのがこのいただきストリート2の醍醐味!ここでサイコロの出目に任せるのか、最悪の結果を想定し、傷を最低限に抑える動きができるか。このあたりの行動の選択がこのゲームの最も面白い点。
ここで自分のお店を競売に出すことを泣く泣く決断。このゲームは自分のお店をいかに増やすかが勝負。お店を減らすということはそのチャンスを減らすことになるのだ。
それはわかっている・・・しかし!現金、株の資産がマイナスになるとお店を競売に出さなければならない。その場合、落札額がいくら高くなろうとも定価の四分の三の額しか入ってこない。状況はさらに悪化する。
その前に競売に出せば落札額をそのまま受け取ることができる。
ここは英断。最悪の状況を考えたリスクヘッジ!あるいは・・・(以下略)
しかし!必ず奪い返す!
く、くるしい。い、いや!面白い(やせ我慢)
←しかし!伸びない・・・。ファ~~ック!!
高額のお店の手前で大きな数字を出した、結果的には自分のお店を売らずに切り抜ける事ができていた。ファック!!・・・しかしそれはあくまで結果論。
このゲームは判断を迫られる場面に数多く遭遇する。けっしてサイコロの数字、偶然だけ、運だけの要素ではないのだ!!というわけでしばらく我慢・・・。
スタートから35分。全員が2回目のサラリーを貰った時点でこの状態。
こうへいのお店が8軒に。こうへい独走の予感・・・。
どいつもこいつも高額の店を持ち始めた。自分のお店は最高で110G・・・。このままビビリながら周回してもジリ貧。どっかで5倍買いする必要性を募らせる・・・。
全員が3回目のサラリーを貰った状態。差が大きくなってきた。やはりお店の軒数がそのまま資産に現れている。
そんな中、銀行にぴったり止まれた。もうなんか左のエリアはデンジャラスゾーンで行く気にならない・・・。決断の時だ。
もはや一刻の猶予も無い。右上の2軒所有するエリアの店を5倍買いすべく動き始める。左のエリアのマークを集めるのをあきらめた。どうせサラリー以上の金をもぎ取られるのは目に見えている。「右だ!」・・・んが、↑自分の店に止まれず。「つ、つらい・・・い、いや!面白い(やせ我慢)」
また銀行にピッタリ止まった。これでまた左側のデンジャラスゾーンを回避できる。ってこれじゃいつまでも給料が貰えん・・・。ひろゆきは左のエリアを抜けるのに1000Gほど散財した。給料以上の金を失う・・・。また右へ向かうことに決めた。
ついに止まれた!迷わず5倍買いだ。
59分、5倍買い後の資産状況。一時的にダントツのドン尻に。しかし気にすることは無い。1エリア3軒買占めた状態は決定的な武器となる。
増資可能額が1050Gの店ができた。すぐにでも上げたいところだ。逆襲が始まった・・・。
←まずは軽くひろゆきが232G振り込んでくれた。
次の周にまたひろゆき180G、直後のかずみの162Gと連続入金。5倍後の疲弊した身には非常にありがたく、すぐにリカバリーできた。その様は筋トレ後の超回復のよう。
その周はさすがにピッタリと銀行に止まれなかったので左側のデンジャラスゾーンへ。「か、神様!」ここは運良く200G以内の支出で脱出できた。「どや!」←最低・・・。
4回目のサラリーを貰った。こうへいだけが5回目のサラリー
自分店5軒、こうへい7軒、ひろゆき5軒、かずみ3軒。
直後に999増資!!ついに一撃必殺の武器を手に入れる。
続けて中央の銀行付近の物件に食指を伸ばす!銀行右下の物件を買った直後サイコロで2を出し左上も
5倍買いして一気にこのエリアも3軒に。
右上のエリアで入れ食いに。かずみ542G、ひろゆき1090G(!!)の連続振込み、よっしゃ!まだ2位だけどもう勝負はついた。
ひろゆきは脱落。かずみは8000G以上あるけど所有しているお店があいかわらず3軒だけ。気に留める相手じゃない。
この後ひろゆきとかずみから株を意図的に下げる嫌がらせ(株を10づつ売り払い連続的に株価を下げる行為)をずっと受け続けるが気にも留めずプレイする。
「つよさA」というのは単にプレイヤーの邪魔をするかどうかっぽい。つよさ「C」のこうへいはやってこない。
勝利は揺るがないが手は緩めない。
そして次のサイコロの目は1!!骨の髄まで搾り取られる様は痛快!!・・・このゲーム、対人だったらヤバいかもしれん。
こうへいはこの半周だけで10000G以上を失う・・・・。
↓これでひろゆきが2位に浮上。ひろゆきが優勝したかのような喜びようだけど正直1位以外はクソみたいな状態だ。2時間4分で終了。
1994年2月26日エニックス
アマゾンレビュー6件☆4
「ハマること間違いなし!!」「一番面白い いたスト」