FF15

FFも遂に15作目。固定のファンも多い一方、過去作と比べられる辛さもあるタイトル。

携帯機やスマホにとって変えられ、据え置き機が苦境という中、スクエニは自社の発信するプロモーション映像にて期待値を高めていくなど巧みな戦術を駆使。

しかし当初の設定と大幅に異なる部分も多く、その点が多くのユーザーの批判を集めました。

ユーチューブなどで今も見れますが確かにかなり違っていますね・・・。ヒロインはいたし、父親はなにやら悪役っぽい・・・。

かなり変更されたようですがこれが無理やり感やツギハギ感などの誤解を与えてしまったのかもしれません。

加えてシナリオ後半の説明不足、バイオハザード的な12章などが批判を浴びました。

オープンワールドも好評かというと決してそうでもなく、移動可能な場所は結局道に沿って分布してたり、見えない壁が多いなど作りこみの甘さが見えるものとなってしまいました。

自身も実際にプレイし、道に沿って分布するマップに残念な気持ちに。ただ、良い点もいくつもあり、今後改良を重ねていけばものすごくよくなる革新的な部分も多くありました。そこは評価してあげないと批判ばかりしていてはいいゲームは出てこないでしょう。

良い点

爽快アクション!

剣を前方に飛ばしてワープする・・・。移動だけでなく、敵に強烈な一撃をお見舞いする爽快アクション。

味方の位置を意識してうまく発動させるリンクコンボ。戦いの最中、味方の位置取りを意識して戦うこともできるなど戦い方に幅、自由度があります。

魔法は・・・まぁいいでしょう。呪文を唱えるっていうのはあまり世界観にあわないし。

食事によるバフ
ff15 食事

フィールドに落ちていたり、店にある素材で食事を作り、戦闘に有利になるバフがかかる。戦略性が高まり、採集が楽しくなる。これは本当に良いアイディア。

冒険中の仲間とのお喋り

仲間と冒険している臨場感。一人プレイでもまったく寂しくない。マップ中央付近、タイタンのいる場所を眺めながらオープンカーで仲間とのお喋りの中、走った爽快感は今後の冒険に胸が高まるものでした・・・。

映像&演出

FFは8くらいから映像へのこだわりが強くなってきました。FF15もムービーによる演出は目玉となっています。六神関連は鳥肌モノでどれもすごかった。

音楽

個人的にFF13くらいから音楽が気に入りだし、その流れでFF13-2も購入した自身。内容はともかく音楽が聞きたかったのもあり、今作も購入した経緯があります。FF15は期待通り、音楽も最高でした。最後、仲間と再会し、インソムニアに帰ってきたときの音楽は感動的。

本当にシナリオや設定がよければ・・・・。

イマイチな点

シナリオ

シナリオとオープンワールドがあまり相性がよくなかったような。国が乗っ取られ、愛すべき父が殺された・・・。なのに呑気にチョコボではしゃぐわ仇の敵国の将に「アラネア・・・」などと親しみ、好意的な呼びかけに腰が抜けてしまう・・・。あの辺からもうどうでもよくなりました。


はしゃぐという次元を逸脱したメンバーも・・・。


「はしゃぎすぎやろ!」

「これはバグだっちゅーに!」

プレイ時間

ただ、プレイ時間はウソつきません。クソゲーならもう電源を入れず、ゲオるのですから。自身のプレイ時間は100時間以上。クソゲーだったらこんなにプレーはできませんね。結果だけを見れば良ゲーです。

総評

 高レベルの映像と音楽の演出で「それっぽいもの」に仕上げたなという印象。

違和感だらけのシナリオや設定にあまり神経質にならない人。それっぽいものであればいい人。爽快なアクションRPGがプレイしたい人にはグーです。

個人的には13からだいぶ持ち直したなとは思います。

70点/100点


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