三国無双7 猛将伝

コーエーから発売された三国無双シリーズの7作目

 前作とは違い覚醒ゲージが追加され、それを発動することによる覚醒無双乱舞の変化が見所。全てのキャラがど派手なモーションに変化、ザコ敵を巻き込みまくる動きに爽快感は抜群である。

システム

 キャラクターごとに得意武器によるEx攻撃が用意されており、アクションが苦手な人でも簡単なコンボを繰り出す事ができる。またコンボ終わりに隙が生じるが、その瞬間にR1ボタンを押す事によりヴァリアブル攻撃が発動し、隙を減らしつつ攻撃を続ける事が可能。

また、今作は武器には三すくみとなる相性が追加された。優勢時には相手頭上に水色のゲージが表示され、ヒットさせるごとに減る。全部減らせばストームラッシュが発動する。 突然連続攻撃演出が入りテンション上がる事間違いなし。

 成長要素は各種ステータス上昇制ではなくレベル制。

敵が落とす経験値アイテムを拾ったり、敵を一定数倒す事によりレベルが上昇する。

ストーリーモードは使用出来る武将が毎回変わる。だがレベルが同期されているので、初めて登場するキャラでも充分戦える。その際は武器装備、装備アイテムを忘れずに選択しておこう。

 ステージ攻略中は味方武将からの指示とマップのマークにより次の目標が提示される。

その指示に従うと味方武将の士気が上昇、戦局を有利に運ぶ事が可能になる。

もちろん、それを無視して攻略する事も可能だが、最高難易度では無視を続けていると次々と味方武将がやられてしまい、戦場に自キャラのみになってしまうので、ほどほどにしておこう。

今作は、ストーリーモード,将星モード,フリーモードの3つのモードが用意されている。

ストーリーモードでは各陣営ごとに歴史に沿った戦闘、とそれに出陣したであろう武将が使用可能

将星モードでは最初に一人の武将を選び、銅雀台を大きくしていくことが目標である。

進めていくと武器屋支援獣など色々な要素が開放されていく。

フリーモードは、ストーリーモードでプレイしたステージを様々な武将で戦闘に参加する事ができる。

グラフィック

キャラクターの服の装飾がさらに細やかに。ムービー中に出てくる農民と武将達のきらびやかな服装の差に驚くかもしれませんね。義の将、諸葛誕が疲弊した農民の年貢率を減らして差し上げる感動的なシーン・・・。「お前らの服装予算を抑えれば年貢も減るんじゃねぇか!?」などと思ってはいけません。

 キャラ毎の武器の見た目はどうかというと、この時代にあるまじき武器が多数登場。

「ファンネルか?」とつい思ってしまうような剣が浮いていたり氷を射出したり「現代より技術進んでねぇか?」などということも思ってはいけませんね。

操作フィーリング

操作感は歴代の無双シリーズとさほど変化が無いように思える。むろん動きはスムーズで完成度が高いのでむしろよいとさえ言えるだろう。

グラやモーションの滑らかさは向上しているが、□と△で攻撃する基本動作は変化が見られない。

だが○ボタンによる無双乱舞や覚醒乱舞、ストームラッシュの演出にメリハリ、一定のリズムが生まれ、単調な戦闘からは脱却できていると感じられるだろう。

音楽・効果音

 BGMは変化が乏しく、プレイ状況に応じて変化を入れて欲しかった感がある。ピンチの時や戦況が佳境を迎えたときなど変化があればよかったかも。

 gameover になるとすぐさまBGMが終了し、残念な感じになるので死にそうな時にテンションを上げるような音楽が欲しかった。

戦闘中味方や敵の武将の会話が淡々と行われるため、にぎやかではあるが常に喋っているので、つい聞き流してしまい、何を喋っているのかあまり頭に入ってこない事がある。 

良い点

息抜きプレイ

脳死でプレイできるので、ゲームをやってストレス解消のような考えの方には最適。

ばっさばっさと敵がたおれていくので、無双感も充分得る事ができるだろう。

本格的なアクションを望んでいる人にはあまりオススメできないかもしれない。

イマイチな点

飽きやすさ

 敵武将を倒しつつ、目標を達成するということの繰り返しであるため、どうしても飽きやすい。

総評

たま~にプレイするのには適したゲームです。

難易度も高くなく、イケメン武将も多数登場するので女性にもオススメの一本。

本腰を入れて全てのキャラで攻略プレイするような人は本物のコーエーFANだ!

★★★☆☆


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