前頁にあるように中世の映画などをみて、テンションを上げまくった自身。
「これから壮大な戦いが始まる・・・・」「国の威信、誇りをかけて戦う!」心はすっかり中世の騎士!
気高い誓い立てた俺は最初の村でいきなり薄汚い酔っ払いにボコボコにされてしまう。
「貴様!!!」
瓜田氏と見まごう神技、天空に向けた高速脚ジタバタをみせた俺。 秒間100は繰り出せたな。
負けが決まってから繰り出すあの神技だ。 負けが確定してからでないと繰り出せないぞ!そこ注意だ!! むろんゲーム内では繰り出さないのでコントローラーを握った自身がリアルで繰り出していた。 この!この!こんちきしょうめ!ぜんぶあたらない!そこもポイント。
このゲームは一人称視点で変える事は出来ない。
戦いになると敵との間にカーソルが現れ、敵と一定距離で固定されてしまう。 逃げる事はできるが〇ボタンで固定したスコープを解除して逃げる。〇ボタンがダッシュなので押しッパしてれば逃げれるのだがゲーム開始直後でそんな気の利いた事など思いつくはずもない。
戦闘中に現れるそのカーソルは5方向を選択することができる。動かすと腕の位置が動き、その方向に向かって攻撃を繰り出すようだ。
「すげぇ!!これなら複雑な戦いも可能だぞ!」
しかし一人称の為、自身がどこに構えているのかが確認できない・・・。
それはともかく、いろいろカーソルの方向を動かすも敵も腕の位置を変え、しっかりと対応されてしまう・・・。
「ぜんぶガードしよるやないか!いきなりムズイやろこれ!!」
後に軽々倒せるコツがあるのですが同じくこの時は始めたばかりで何もわからず、あえなく負けてしまう・・・。
「気に喰わぬ!」
その時は負けたのが気に入らず、何度もやり直した。
最初の敵、酔っ払いは負けたらそこでゲームオーバーではなく、違うルートが用意されているのだ!このゲームの最大の魅力がここにあったのだが気づいたのはまだこの後、しばらくゲームを進めてからだった・・・。
この時は単純に「ムズすぎクソゲー!!!」などと。 このゲームはそんな単純なものではなかったのです・・・。
その辺の底浅ゲームなどとは一線を画すゲームであることは間違いありません。
ところでこのゲームは発表と同時に「買います」と自動的に自分の中で確定していたため、ファミ通などのレビューはみてませんでした。そこで発売後のアマゾンのレビューをみてみた。
主にロックピックの難しさに批判が集まっていました・・・。
「ムズすぎクソゲー!!」
貴重品を入れておく箱は簡単に開かねばならないのか・・・大変だなゲーム制作者も。
確かに難しいなと思った自分は箱は無視した。
そしてクリアした。
箱は無視してなんら問題ありません。 ゲームに慣れた頃、「そういや箱あったな。どら、開けてみるか。」などとオマケ的な感覚でもOK。開かなければ別の道も用意されている。
しかも中身はたいていゴミばかりだ。 良く入ってたのが牛の革?何に使うのだ。
「底浅の和ゲーとは違うのだよ!」
それは言いすぎですね。
もう一つの批判、セーブするのに「救世酒」なるアイテムが必要なのが不便とあります。
このゲームではセーブ方法がいくつか用意されています。一つ目が「救世酒」というアイテムを使う方法。ゲーム中このアイテムを選ぶとセーブし、そのまま継続してプレイ可能。
二つ目がゲーム中メニューを呼び出し、セーブして終了。セーブはするけどタイトルに戻ってしまいます。 アイテムを必要としないかわりにちょっと不便になっている。
三つ目。フィールドにはいくつかの寝床があり、そこで寝るとそこもアイテムなしでセーブできますし、起床し、そのまま継続してプレーできます。 その他にもイベント開始時やメインシナリオの開始時に自動でセーブしてくれます。
いつでもセーブができないわけではないけどアイテムが必要でちょっと不便。
ですが、いつでもセーブできないのにはワケがあります。
このゲームの最大の魅力は…「緊張感」にあるからです。