A列車で行こう4

プレイステーションシミュレーションゲーム第一弾の「A列車で行こう4レボリューション」を久々にプレイしてみる。当時の雑誌に掲載されていた「車窓モード」に惹かれ、すぐに購入を決意。

車窓モードは思いのほか良くできていて感動したものだ。あの「ガタン、ゴトン」という電車の音ってなんであぁ和むんでしょうか・・・。開発の手を休め、ずっと車窓モードですごすこともしばしば。

システム

CDを入れ、しばらくして国や言語を選択。すぐにゲームは開始されており、勝手に時間が流れていく。資金は豊富に与えられていて、多少の建設失敗など恐るるに足りません。経営面は比較的ゆるく設定されており、街造りをぞんぶんに楽しめる仕様となっている。

なお、シナリオというかマップがいくつか用意されており、いつでも選択してすぐに始めることができる。気楽にクリックすると今プレイしているマップの状況は即座に削除されてしまうので続きがしたい場合は保存しましょう。

建設

左上から順に資材置き場、土地購入、工場、公園、貸しビル、別荘、マンション、ホテル、ペンション、温泉、レストラン、デパート、スポーツ施設、スタジアム、水族館、遊園地、展示場、タワー、ゴルフ場、スキー場、マリーナ、神社、新幹線、飛行場、港。

建設したらすべて収支報告を確認することができます。

人口を増やすための施設、人口が増えてから建設したほうが良い施設、などじっくり目で見て理解していくができる。

 

収支

建設した建物は損益が発生し、資金が上げ下げしていきます。スタート時の資金は豊富ですが長期的な開発となると健全経営が必要となっていきます。

楽しみ方

最初に街のデザインを決めておく

適当に線路の敷き設したのではすぐにグダグダな街が出来上がってしまいます。様々なビルディングが立ち並ぶメガシティをイメージするもよし、

住む人の事を考え、遊園地やスタジアムなど魅力ある街造りを目指すもよし。

一戸建てなんかがけっこう勝手に建ってきますが車窓モードで悦に浸るために邪魔になることも。自分自身のために意にそぐわぬ建物は即刻撤去する傲慢プレーするもよし。

行き当たりばったりで建設するプレイも楽しくないことはないですが綺麗に整然としたスマートな都会を作りたいもの。ミニマップで大まかな全体図を掴み、どのような街にするのか決めておきましょう。そうするにはどのような線路、道路を敷き設するのか・・・それをアレコレ考えるのがこのゲームの醍醐味といえるでしょう。なのでまずは最初にどのような街を作るのか具体的に考えましょう。

実際の街を再現!

ちなみにこのマップはどうみても大阪です。なのでリアル都市を忠実に再現することを目指すプレイも面白いでしょう。駅名も自分でつけることができますからより没入感がアップします。

資材の運用

街の発展には建物の建設が欠かせません。その建物の建設には資材が必要になります。資材を得るには外の世界に通じた引き込み線に列車を配置して運ばせるか、直接工場を建て、出来上がった資材を自分で裁いて経営に乗り出すなどどちらを選ぶかは自由。

「街の景観にいっさい貢献しない工場は私の街にはいらない!」のであれば引き込み線を通じて外の世界から得る方法を選ぶと良いでしょうがそうすると資材の供給が遅くなり、発展スピードも遅くなってしまいます。

資材の運用が割りと好きな自分は工場をバカスカ建てて各エリアに手配するプレイを好みます。モリモリっと集めた資材を見ながら悦に浸る!

ただ資材は最初は足りないくらいバカスカ消費されますが街の開発が一段落するとピタっと消費されなくなります。資材が消費されなくなると工場の収益が悪くなってしまいますのでこれをどうするかが課題となってしまいます。壊すか引込み線から外の世界へタレ流すか。

資材の確保、開発終了後の資材の身の振り方までこのゲームの一番の悩みの種であり、面白い部分でもあります。

総評

現在のところA列車で行こうはパソコンにて9が発売されています。たしかに画像は綺麗ですが・・・自分としてはあまりそこは重要ではないのでこれで十分です。

もっとリアルさを求める場合はコンシューマ機ではPS2のA列車で行こう2001があります。

ただバージョンによってゲームの趣がかなり違うようです。街造りに携われず、ダイヤそのものに特化したものであったり・・・。ちなみにPS3にはA列車シリーズは移植されていないようです。

ですが・・・。

2017年、ついにPS4に登場した「A列車で行こう」。複雑なダイヤが作成可能などシステム、ビジュアルともに大幅進化しました。ついでにVRにも対応。

A列車はどこまでも続いていくようでうれしい限りです。


g-player.com