ロボットのアルゴリズムをプレイヤーが制作することができる一部にかなり高い支持を受けているウォーシュミレーションゲーム。プレイヤーは敵国と戦いながら様々な兵器メーカーと交渉し、戦争を有利に運ぶべく思案します。全体的な雰囲気がダークな感じです。
普通の戦略シミュレーションのように交互に行動してターンを重ねてゲームが進行していく。その間に戦闘、生産ラインから完成した機体を出撃させる。
戦闘は自動で行われる。この戦闘が特徴的。一般的な戦略シミュレーションだと機体の相性、性能によって自動的に戦果が決まっている。例えば戦闘機に対して対空砲であれば相性的な観点から壊滅的な打撃となる戦果を自動的に示してくれる。
しかしカルネージハートでは自発的に行動するプログラムを機体ごとに持っていて、そのプログラムの妙から毎回同じ結果とはならないのだ。
偶然当たった一発で戦局がガラリと変わることもある。しかもそれがゴマカシなしで画面上で証拠として示されるためか面白い!
その行動プログラムはこのブロックに様々な種類のパネルをはめ込むことで完成する。難しそうだがそんなに種類も多くないのですぐに使いこなせるようになるだろう。種類は少ないとはいえ、個々の数値は細かく設定することもでき、決して底は浅くない。
最初はあまりよくわからないだろうからまずは自動で作成し、それに修正を加えていけばいいだろう。
作ったらテストすることができる。テスト中の機体の動作に注視しよう。無駄な行動などがあるかもしれない。
テストの結果に納得したら機体と行動プログラムを一パックで「card」として保存できる。後はそれを生産ラインに乗せて前線に送り込むのだ。
自分の作ったcard同士はいつでもテストとして戦わせることができる。様々な機体があるので色々と試して強いプログラム作りのコツを覚えよう。
機体やミサイルなどの装備品を様々なメーカーから入手しよう。時間が経つにつれ、各メーカーも最新の兵器を開発していきます。開発に投資すれば自国が独占的に使用することができ、戦局を有利に運ぶことが出来る。どのメーカーどの種類の兵器に投資するか、限られた予算から判断しなければならない。
特に研究投資は積極的に行おう。機体が古いとジリ貧になってしまうのだ。
パネルによってはタブを調節し、さらに細かく挙動を変えることができるのだ。想像力をフルに働かせ、それに応じたパネルを作ってみよう。
時には小難しいことが考えずに開幕最大火力打ちまくり脳筋プログラムを作っても面白い。とにかく自由度が高いのが魅力。
プレイステーション初期のため、やはり地味です。しかも機体がカッコ悪い。この世界観にガンダムみたいなデザインもアレだがこの辺に期待はできない。最初の機体はジャンプの仕方とかみるとカエルがモデルとなっているようだ。
まぁオリジナルであったことは評価できます。ガンダムとかパクら無かったのはいい。でも感情移入できませんでしたね。
機体制作だけに没頭したい自分にはストーリーというかターンを進めないと新たな機体を使えないのがめんどうくさい。
アマゾンレビュー2件☆4.5
「非常に奥が深い」「自分の行動プログラム次第で価格以上の敵を倒すことも可能」
プログラム作りが好きな人は絶対ハマれる。