信長の野望将星録

概要

管理人は信長シリーズを全国版以降天将記まで買っていたほどのディーププレイヤー。しかし、そこには真の戦国を見出すことはできず、絶望。天翔記を買ってそれ以後、買いませんでした。そして自身が買い損なったナンバー、それがこの将星録。

どっかで将星録の面白さを熱っぽく語っていた記事を発見。

俺のように絶望し、シリーズから抜けていったプレイヤーも少なくないだろう。

そのせいなのかわからないがさほどヒットしたとは聞いたことは無い。

システム

全国一枚マップ

将星記の最も特徴的なのは日本全国を一枚マップの箱庭にしたこと。お隣さんが今ナニをしているのか・・・すぐに覗いちゃうことができる。「おぉ!敵部隊がこっち向かってんじゃねぇか!あのやろう!」とか。「お!?お隣さんは合戦か・・・。本拠地が手薄じゃねぇか。チャーンス。」など当時俺が求めていたのはこういうものだったような気がする・・・。

当時やってたら熱中してただろうな・・・。失望して見限った後に出てくるとわ・・・。

箱庭の中でアチコチで局地戦のような様相を呈していてなんとなく楽しい。すべてがシームレスな流れの中で展開していく様は状況の把握が容易だしインチキ無しの納得感のあるものだ。

箱庭内政

全国一枚マップとしたことで他国の内政状況がわかりやすくなっている。その国の実力のほどがすぐにわかる。自国領内の内政可能領域は図のように紫色で表示されているのでわかりやすい。

今までの信長の内政は数字のみで味気ないものだった。しかし今作は部下がせっせっと開墾したり町造りを行っている姿を確認することができる。町が発展していく様はシムシティのよう。内政は城の周囲と決まっているが支城を建設することでさらに広げることができるのだ。小さいエリアでの攻防がより活発になったといえよう。少しづつ領土を拡大していくのがこの上なく楽しい。

合戦

合戦が・・・ちょっとこれまでと一風変わっている。なんだかシミュレーションRPGのような感じだ。

ヘックス好きの自分は正直これを最初に見たときは落胆した。「なにゆえ!」

攻城戦も無いのだ・・・。

この狭い9マスの範囲の中は移動することもできる。味方部隊が隣接していれば「一斉」を行って攻撃の威力を上げるなど戦略的なことも可能だ。

イベント

イベントシーンも収録。この他、なんと大河ドラマ風の実写イベントシーンも存在します。岐阜命名したシーンや三本の矢など有名なシーンも収録。

ちなみに彼らの勢力とは縁もゆかりもない九州の龍造寺家でプレイしているにもかかわらず見せられました。「知らんがな」などと思わず、ありがたくみようじゃありませんか。

総評

■アマゾンレビュー3件☆3.7
「自分のターンが終わって次に回ってくるまでに5分はかかっていると思います。」「のんびりゲームを進めたい人に」「城攻めは自動計算ですが、結構緊張しますよ」

ちょっと軽くやるつもりがついハマっちゃって数時間っていうのはこのシリーズではめずらしい。箱庭感覚と敷居の低さですぐに熱中できることうけあい。PS1でも特に画像は問題じゃないですね。むしろあまり綺麗である必要はない。


箱庭信長、どちらかというとこっちが面白い
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