ラストオブアス

ラストオブアスプレイ日記その八

生き残るためには他人をも出し抜く、そんな生き方をしてきたジョエルも戦いが続くうち、信頼できる仲間のありがたさというものを身に染みてきたのかもしれない。

他人を信用しないのを鉄則としているジョエルが献身的に仲間に尽くしている。

戦いにもそれが現れているのかヘンリーとも息のあった連携プレイを見せる。

そんなときにその事件は起こった。

強力な火力を誇る戦車に執拗に追われる一行。こんなときでさえ仲間のためにすすんで先に行かせるジョエル。

しかし、運悪くエリーでハシゴが壊れてしまう。これではお次のジョエルが登れない!しかしそこは大丈夫。今ではジョエルにも心強い仲間がいる。

当然のごとく差し出されるであろうその手を握るだけ。

ヘンリー「・・・・(だめだこりゃ)」

あっさりとその場を去るヘンリー。ジョエルの思いは一方通行だったようだ。

せっかく登ったエリーはジョエルを見捨てることができず、また降りてしまう。なかなか感動的なシーン。

その後、ジョエルとエリーは戦車の追跡を振り切るが川の激流に飲まれる!ヘンリーはよせばいいのにここでジョエルを助けてしまう。

当然目覚めたジョエルは怒り新党!今まさに発砲するかのような勢い。中途半端はいかん!助けるのかそうじゃないのか。あいまいな対応は結局混乱を招くだけ!

エリーもここはすぐには止めず後ろで状況を見守る。頼みの弟ですら見守っている始末。

憐れなヘンリーのためにエリーが仕方なくジョエルを止める。ほら、やめな!

エリーもこんなろくでもない大人に囲まれて「しっかりしなきゃ!」と思ったのかサムと遊んであげたりとお姉さんぶりを発揮。エリーもこの旅で少しづつ成長しているようだ。

そんなエリーを気遣うジョエル。しかし・・・・。

「すごいでしょ」とか言われても感染者どころか感染もしてない人間を殺しまくっていた事はすっかりお忘れのご様子。

「ったくどいつもこいつも信用ならん!」世の中、そんなもんです。いや、まて、弟ならどうだ?血を分けた肉親なら・・・。しかしなぜかジョエルは弟の話になるとちょっとナーバスに。みかねたエリーもイラつく。

幼少期にろくでもない兄が弟にしでかすこと、それは力による支配。弟を熱烈にかわいがっていたヘンリーとはどだい器が違う。

そしてついに弟、トミーと再会を果たす。オープニングでも登場したトミーは20年前よりも老けたというより、ワイルドになった印象。

悪態をつかれるかと思いきや、拍子抜け。

むさくるしいオッサンのジョエルに比べ、イケメンの弟、そして心が広く、正義感も強い。傍らには女性が。それも当然。

どうやらここの女リーダーと結ばれ、上に立つ身分に収まっていた。

そしてしっかりとした基盤を築いていたのだ。

未来に向けた開発も行っていた。どこかカリスマ的なオーラをまとっているのには理由があったのだ。

案内してもらいながらアイテムをくすねるどっかのオッサンとはどだいスケールが違う。

人間的スケール、現在の置かれた立場、これらが逆転していることに軽く嫉妬を覚えるジョエル。「うぬぅ!」

「俺が世話した!」などと言いはじめるジョエル。

「はぁ!?」昔しでかした事を恩に摩り替える・・・これには温厚な弟も呆れ果てる。しかしジョエルのネチネチ攻撃により、あえなく陥落。

ファイアフライまでの道順を知っているトミーがエリーを送る約束を取り付けた。

しかしこれに納得できないのが女リーダー。

ジョエルの事を兄と認定した前言をあっさりと撤回。「このダメぽが!」

ファイアフライの場所までいくとなるとトミーはしばらく家を開けることになる。トミーは必要とされている人間なのだ・・・。誰かと違って。

そんな時、ジョエルと離れることを悟ったエリーが逃亡!エリーはまるで娘が父親に対して感情をぶつけるかのような態度をとる。エリーはジョエルに対して父親のような感情を抱いていたのだ。

数多くの戦いを経て、二人は固い絆で結ばれていたのだ。

このへんのくだりがグッときます。

ジョエルはここでようやく気づいた。自分を必要としてくれる人がいる・・・。

トミーとはここで別れ、エリーは自身の手で送り届けることにしたジョエル。その目は何かを決心したかのような力強さに溢れていた。

しかしこの流れでいくとおそらくこの二人には別れが訪れる、そんな気がしてならない。管理人のカンでいくとジョエルが・・・。ますます目が離せなくなってきた今後の展開。


ラストオブアスプレイ日記その九


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