オバケのQ太郎ワンワンパニックはは1985年12月にバンダイから発売された横スクロールアクションゲームだ。
当時のテレビコマーシャル画面の雰囲気が楽しそうで欲しくなり、いつかは買いたいと思ってもの。しかしその後のバンダイ様のご活躍を拝見し、その想いは断念せざるをえなかった。
数十年の時が流れ、ようやく買っても良い値段に。「機は熟した」
いや、どう考えても腐ったとしか思えないほどの悠久の時を経た今更感。
「PS5?もういらない」どころではないのだ。
ただひたすらに右方向へ進む横スクロールアクションだ。ボケっとしていると体力がみるみる減り、ゲームオーバーとなる。高橋名人の冒険島でお馴染みのシステムだがこんな太古のゲームから採用されていたんだな。まぁ、餌はたくさんあるので片っ端から喰っていけばいいわけだな。よし!
腹が減り、メシも食らう・・・メシを食うということはクソもするのだろう・・・。もはやオバケであることすら疑わしいQ太郎。ユーレイであるにもかかわらず実体があるようで敵に触れたり犬の吼え声に触れると一発死だ。なんと死んでいるはずなのにまた死ぬわけだ。
体力メーターがあるのでいくぶんが減るだけだと思ったのだが・・・一発死とはきびしいな。
お犬様の吠え声攻撃に幾度となく葬られるQ太郎。ここは飛行状態でやりすごそう。Bボタン押しっぱなしでOKだ。飛行状態になると十字キーで上下左右フリーダムに快適に動ける。ただ体力が尋常じゃない速度で消費する。「なんなんだ!」
そんな犬どもにはクルクルキャンディを採ることでガウガウ砲をチャージし、Aボタンにて血祭りに上げると良い。
ファミコン初期のチープでかわいらしいグラフィックがいい。バンダイがその後に次々と繰り出す粗悪ソフトたちに比べれば丁寧なつくりに感じる。アマゾンでの低評価はおそらく難易度によるものだろう。 犬の鬼畜さにプレイ意欲がそがれるが20分くらいなら十分遊べるかも。
■オバケのQ太郎ワンワンパニック
1984年12月16日バンダイ アマゾンレビュー14件☆2.1
「キャラゲーのバンダイらしく、お粗末な作りで失笑を買ったファミコン初期作品。とにかく低年齢向けとしては有り得ないほどの難易度の高さ。犬がメチャクチャ強い上に、多い。ほえ声の射程距離は長いしで常に苦戦を強いられます。」「クソゲーコレクター以外は、手を出しちゃ駄目!!!」