1985年11月29日エニックス
後にドラゴンクエストシリーズで大ヒットを飛ばすことになる堀井雄二氏原作。ファミコン初の本格的推理アドベンチャー。次々と起こる衝撃的な展開に当時はハマリまくる。そして衝撃のラストに誰もが驚愕。ゲームにぴったりのシナリオ展開で楽しめる。
ファミコン時代の少ない容量なためなのかコマンド数が限られていたのでしょう。服を脱がせるのに 「なにかとれ」 → 「ふく」 というのに変な感じがした。でもそれが逆に謎解きとして面白い要素にもなっていた。
あの日から35年・・・名作ポートピアがなんと!Steamで現代に蘇りました!!老人小宮を無慈悲にもボカッガスと殴打したり女子高生の服を脱がしにかかるなど昭和ではなんの問題もなかった行為でしたが・・・。それを現代に甦らせるという英断を下したスクエニに好印象。しかも無料!どうもAIの機械学習を目的としたもののようです。
1986年10月31日ジャレコ
クソッぷりで有名なゲーム。普通この手のストーリーにありがちな罠といえば毒を盛ったりなどスマートなもの。しかしそこは
老舗メーカーのジャレコ。部屋に入ったら落とし穴に落ちたり、ナイフが飛んできたり
ランボーのようなサバイバル的で大胆な罠が話題に。犯人は恐らく特殊部隊あがり。
ミシシッピーといえばもう一つ。
「もういいました。」
いや、それはわかります・・・わかるんですが!
1987年4月2日ナムコ:
ファミコンの名作アドベンチャーの代表格。ファミコンにピッタリのゲームデザインセンスがピカイチ。演出がコミカルながらも見事。あらゆるジャンルで良作を作れることを証明したナムコ。
1987年4月27日データイースト
シリーズの記念すべき第一作目。モアイ化する前の神宮寺を拝むことができる。ショボイ2Dマップの探索が懐かしくて逆に良い。
プレイステーションアーカイブス「探偵 神宮寺三郎 Early Collecton収録」
1987年6月27日Login soft
ポートピア連続殺人事件の作者である堀井雄二氏の作品。
数多くの北海道旅行者を生んだという逸話もあるファミコンアドベンチャーの傑作。ところどころ詰まる場面も多いがグラフィックの構図が良く、印象的で飽きない。最近絵柄が現代風に変わった荒井清和氏だが以前のシリアスさがまだ残るグラフィックがマッチしていてこれまたいい。いつまでも心に残る名作。
1987年12月11日タイトー:
京都を舞台にした数々のミステリー作品を世に送り出してくれた山村美紗原作のアドベンチャー。一回の聞き込みに対して複数かかるコマンド入力など、練られていない面も。プレイする場合はそのあたりを踏まえたほうがいいかもしれない。ファミコン初期アドベンチャーの雰囲気は味わえる。
1988年1月7日HAL研究所
グラフィックと中身のギャップがあり、ちょっと損してしまった傑作推理アドベンチャー。一回のコマンド実行で時間が5分進む。こう聞くと一見シビアそうだが割と余裕は持たせてくれている。キチンと捜査がわかっててゲームを進めないとすぐバレるような仕掛けが終盤にほどこされている。答えを見て解いてしまうのでは得られない解決後の満足感を得る価値のあるアドベンチャーゲーム。なんとしてでも自分の手で解き明かそう。
1988年2月26日データイースト
ザッピングシステムで様々な視点で事件を解きほぐす手法を採用。コマンド入力が煩雑になってしまったもののグラフィックやジャズっぽいBGMなど見所もあり、惜しい作品。
プレイステーションアーカイブス「探偵 神宮寺三郎 Early Collecton収録」
1988年4月27日任天堂 ディスク
ディスク2枚組で発売された任天堂の名作アドベンチャー。2枚目が発売されるのが一ヶ月後だったため、ヤキモキしたプレイヤーも多かった。今ではバーチャルコンソールでダウンロード購入すればセットで楽しめる。ファミコンならではの良質アドベンチャーを味わいたいなら必須。
1988年5月13日トーワチキ
「トーワチキ?」と、当時は回避。
グラフィック等雰囲気が出ているのはいい。2Dマップを移動するのもまぁいいでしょう。・・・んが、建物の特徴が乏しいのでどれがなんなのか・・・。おまけに馬車で移動するとお金を取られる。しかし所持金は限られているので注意。
1988年7月19日東映動画 ディスク
当時はパッと見「あかん」と回避。テキストが「GOLD」以外全部ひらがなでメチャ読みにくい・・・。BGMもかなり耳障りだ。
ファミ通レビュー6,5,6,4
1988年12月9日データイースト ディスクシステム
神宮寺シリーズ3作目となってシステム的にかなり洗練され、遊びやすくなっている。ディスク2枚組みでボリュームも十分。ストーリーもグイグイと引き込まれていて、ファミコンアドベンチャーでは上位に喰い込む。
プレイステーションアーカイブス「探偵 神宮寺三郎 Early Collecton収録」
1988年12月24日カプコン
巨人のエース、江川卓が難事件に乗り出す。ファミコンならではの探索型アドベンチャー。無駄に広すぎる2Dマップをアチコチ探索するのがなかなか楽しいが、詰まって放置する危険もはらむ。当時はプロ野球人気もあってそこそこにヒットした。選手の似顔絵がソックリで出来が良く、思い入れのあるプレーヤーも多いはずだ。
マル勝レビュー6,7,6,6,