タイトル

山村美佐原作の推理アドベンチャー。


祇園といえば舞妓だ!

京都、華やかな祇園の華道大会で起きた殺人事件。家元を巡る流派内の権力争いか、はたまた愛憎の果てか、プレイヤー自身の手で解き明かそう。

コマンド選択型のアドベンチャー。捜査の続行はカフェ・ド・ミサにてパスワードを聞いてメモする。

前作「京都龍の寺殺人事件に比べ、圧倒的にコマンド入力の負担、手詰まりする頻度が減りました。

場面に応じてコマンドが絞り込まれるため、物語の進行テンポがよくなっています。

グラフィック

前作よりも全体的に綺麗になっています。キャサリンの視線などグラフィックの一部が動いてくれたり、芸が細かくなっています。絵のタッチもサスペンス風。

←気の強そうな雰囲気のタマミ。おまえだろ犯人わ。脱げ!じゃなかった吐け!

シナリオ

特にどんでん返しがあるわけではありません。理にかなった納得できる展開をみせてくれます。密室トリックを解き明かす後半部分が山場となっており、キチンと一本のゲームとしてまとめてある印象。

音楽、BGM

オホーツクのような「名曲!」というほどではないにしろ、全体的に違和感無く自然な音楽。

全体的に暗いので明るく、軽快な音楽を入れたシーンがあるといいアクセントにはなったかなと思う。

テンポが良い

前出したとおり、コマンドが絞り込まれているため、テンポが良く、2時間サスペンスのノリでサクサク進む...。私は手帳が見つからず、詰まりましたが。手抜きせず、しっかり探せば普通はみつかります。

一つのシーンで二人に対して聞くことができる場面では一回の「聞く」コマンドに対していちいち誰に聞くのかを選択しないといけないのがめんどう。

「オホーツク」の場合は一旦「呼ぶ」で呼んでおくので聞き込みの際、どちらに聞くかの選択をしなくてすむので入力の回数が一つ減り、負担が無い。

とはいえ、聞き込み対象者が一つの画面に二人いるなんていうシチュエーションはそんなにあるわけじゃありません。←このように気を使って?席を外してくれるのがいい感じだ。

総評

京都密室殺人事件
1989年2月11日タイトー

「京都龍の寺」と比べると圧倒的にプレイしやすい。グラフィックがサスペンス調なのも個人的にはツボ。スイスイプレイできるので久々にファミコンアドベンチャーを堪能したいっていう人におススメです。



g-player.com