ポートピア連続殺人事件の作者、堀井雄二氏のファミコンアドベンチャー第二作目。シナリオ、グラフィック、音楽、すべてが格段にパワーアップしたファミコンを代表するアドベンチャーゲーム。
コマンド選択式のアドベンチャー。ちょっとコマンド数が多く、コマンド総当りプレイだとちょっときついかも。わからなくなったらブラックジャックで勝てばヒントが貰えるのが救い。
ファミ通でもお馴染み、荒井清和氏のイラストが良い。ポートピアから各段に進歩し、ドラマチックに味わい。後半、核心に迫る緊迫した場面で「べーしっ君」がゲスト出演して緊迫感が薄れ・・和ませてくれる。
旅行しているかのように様々なロケーションが楽しめるのがオホーツクの魅力でもあります。
ロケーションといえば忘れられないのがあの温泉での出来事・・・クリア後に雑誌で知って速攻でここまで進めたっけ...懐かしい!
まぁ・・・今となってはビクともしませんな・・・。いまやヘアヌードどころかモロ画像が深く浸透し、根付いてしまった。俺達は何か得たようで実は何かを失ったのかもしれない・・・。
連続殺人事件というドラマチックな展開によりプレーヤーをぐいぐいと引き込んでいきます。登場人物のキャラクターもしっかりと描かれており、世界感にズッポシとハマれることでしょう。
スイッチを入れると名前入力画面へ・・・すぐに軽快なサウンドに心を奪われてしまう。少ない音源のはずのファミコンなのに・・・。当時夢中になったファミコンが秒速で脳内に甦るではありませんか。このゲームは音楽が良いのはもちろんですが数も豊富。場面に応じた音楽でプレイしていてメリハリを感じる。すばらしいです。
訪れる場所が観光巡りしているかのように豊富で楽しい。このゲームのおかげで北海道旅行者が増えたとか。また、場面に応じて音楽も変わるのでプレイにメリハリがでて飽きない。
メリハリといえばブラックジャックもいい息抜きになっていい。勝てばヒントを得られるため、プレイする意味があるのも良い。
勝った後、「ところでボス・・・」という台詞を渇望していた記憶が甦る・・・・。
攻略サイトみないと中盤はかなり詰まるんじゃないかと思う。当時はヒントなしに総当りと画面の隅々まで調べたりして執念でクリアしましたが
また詰まることはわかっているんで数年経ってさてもう一回するか、という気にはなかなかならない。
再プレイとはいえ、シナリオはけっこう忘れていてまた楽しむことができた。覚えていることといえばとにかく詰まりまくっていたのでコマンド総当りしまくってたこと。やっとの思いでクリアして疲れたのを覚えている。
普通のゲームだったらそんな総当り地獄なんかやってられないがこのゲームはそれでも絶対に途中で辞められない魅力にあふれているゲームだ。それはシナリオだったり登場人物の魅力だったり音楽だったり。
エンディングの写真がこれまたジーンときて良いんですよ。いや、素晴らしいゲームです。