荒削りな印象もあった前作、新宿中央公園から一年。アドベンチャーゲームとしてはシステムがこなれた印象が見受けられる今回の横浜港。
かねてより何度かチャレンジしてまいりましたが・・・そのつど、挫折。プレイする意欲がだんだんそぎ落とされていく画期的なザッピングシステムが立ち塞がる。
コマンド総当りすれば進むのでプレイし続ければいつかは解ける。しかし・・・これは苦行だ。
「時のすぎゆくままに」をクリアした勢いでいけるかと淡い期待を寄せてプレイした自身のまたしても打ち砕いた・・・。しかしそうして何度もチャレンジしてやろうかという魅力があるソフトではあるんだよなぁ・・・。
コマンド選択式。いわゆる総当たり式です。途中捜査する項目別に連れて行くパートナーキャラクターをチェンジする場面がある。「ひので」は依頼主、エバと一緒にいたときの状況を思い出してくれることを期待できる。「ようこ」は語学に秀でており、バーフィルヨルドの店主の通訳ができる。女性ならではの鋭い感性にも期待。など。
画期的なシステムなのかもしれない・・・しかしこれは自分にとって総当たり数がさらに増えるような気になり、やる気が大幅にダウン。
このことが判明して萎えてしまった。 行く場所、コマンド数を考えたらこれはキツイだろ。
行方不明の婚約者の捜索依頼からだんだん話がデカクなっていく...というなかなか興味深いもの。
神宮寺の顔色が悪すぎる以外は渋めのグラフィックで良い。
余り良いようには思えないが雰囲気だけはある。
グラフィック、雰囲気、気になるシナリオ・・・面白いアドベンチャーゲームとしての要件は満たしているのだ・・・だがしかし!
もう苦行というレベルのコマンド総当たり数。残念です...。
なんどかチャンレンジしてみたがコマンド入力作業が苦でどうしても途中でやるきがなくなる・・・。頼みのタバコを吸ってもラチがあかなくなる。
当時、タバコ吸って閃くなんて「なんだこのシステム?」 大人になってタバコを吸うようになってなるほど納得。でも健康への被害も相当なもの。二作目にして神宮寺の顔色がブロンズ像に。健康被害も明らかだがこの後、手を変え品を変え、メーカーを変え、現在も行き続けている神宮寺。
ファミコンアドベンチャーをこれでもか!とムチでぴしゃぴしゃ浴びるほど感じたい人には良いアドベンチャー。
自分はもう序盤で十分悶絶しました。