新ベストプレープロ野球

概要

ファミコンシュミレーション史上最高のソフトだと個人的には思っている「ベストプレープロ野球」のプレイステーション2版。

システム

監督なり先発オーダーを組み、試合中はバントなどの指示、選手交代などを行う。自分でプレイするのではなく監督を楽しむ。

試合数、試合方式をある程度エディットすることができる。交流戦が加わっている!...んがシーズンの中の各チーム2試合のみとなっていおり、今のような交流戦の試合数、その王者を決めるようなシステムもない。エディットでどうすることもできない。残念。

クライマックスシリーズもない。残念。

ファミコン版はスキップモードでも一試合づつ消化されていたが新ベストプレープロ野球では全試合同時進行!!

これはすばらしい。ファミコン版よりかなり早くペナントレースが終了する。

グラフィック

プレイ画面は3Dとなっており、ファミコン時代よりも臨場感は増した。投手の球筋がよりわかりやすくなり、みていて多少面白くはなっている。

ホームランも迫力が出た。

音楽・効果音

ファミコン時代とは比べ物にならない本格的な応援歌となった。まぁこの辺は正直どうでもよい。

良い点

エディット項目がさらに増加

選手データはもちろんのこと。ストライクゾーンまでエディットできることに驚愕した!選手データを全部メジャーリーガーにしてストライクゾーンをいじってメジャーリーグを作成する、なんていうこともできる。

な、なんとボールの反発力までエディット可能!しかぁし!これはどこぞのプロ野球会のように黙っていじってはいけないのだ。後が大変、どうせバレるんだから(笑)

バレンティン打ちすぎ

ちなみに「反発力」を「5」にしてみたら・・・バレンティンが55本以上どころか80発も打ってしまった・・・さすが飛ぶボール。こりゃちと下げないと・・・。「2」ぐらいがいいかも。とかイロイロと自分で納得できるよう調整ができるのがこのゲームの魅力。

ものすごい早い日程消化

ファミコン時代には設定したデータの反映度だけを検証したくて全監督をCOM設定して日程消化をさけることも多く、かなり時間を要したもの。

しかし、新ペストプレープロ野球なら全日程消化などたやすいもの。ファミコン時代は1試合づつだったものが一節ごとになり、比べ物にならないほどに。

イマイチな点

テンポが悪くなった

試合日程の消化は確かに速くはなりました。ただ、たまにはビールでも飲みながら試合観戦をしたいもの。しかし、ファミコン版と比べると試合中のテンポが遅いのだ。バッターボックスに立った選手がベースを慣らしたりする動作はいらない。投手交代時のウォームアップもいらない。

クライマックスシリーズがない

最近はペナントレースを逃したチームが日本一になるゲームもチラホラみられ、やはりクライマックスシリーズが無いのが惜しく感じられる。

一部選手の活躍が再現できない

大谷翔平という投手だけでなく、打者としても超一流というとんでもない選手が出現してしまったため、困ったことになっている。投手登録しているとセでは打撃データがすべて自動的に全項目が最低のデータに。日本ハムはパなので関係なさそうだがこの新ベストプレープロ野球ではわずかだが交流戦が行える。がぜん日ハムに有利に働くこの二刀流が生かせないのだ。

全体的な印象 8点

プレイステーション2のメリットはデータが個別で保存できること。個別というのは例えばすべてのデータをメジャーリーグのデータに変えたりなど。ファミコンの場合は「ターボファイル」を使わないといけないという不便さがあった。その点では快適になった。

苦労してメジャーリーグをエディットしたもののすぐにまた日本のプロ野球に戻したくなっても心配はいらない。保存したデータを選択してロードすればいいだけ。エディットした努力は無駄にはならない。

2008年9月25日エンターブレイン
アマゾンレビュー14件☆3.1
「ファミコンで夢中になったゲームでした。自分の中ではNo.1のゲームだったのですが、過剰な思い込みだったのでしょうか?と言うのも、偶然ある試合をリセットしてしまい、再度プレーしたみたら、なんとビデオを見ているかのようにまったく同じ内容を再現したのです。」「バントの成功率が低すぎる。なんと80%以上の失敗率。その内のまた8割強はゲッツー」



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