メーカーはアスキーとなっていますが「グラスホッパー・マニュファクチャア」が開発。「プレイステーションアーカイブス」にて購入。
進行は一本道。コマンド選択などは無く、気になる場所をクリックすると物語が進行する。たまに3D空間内をあちこち動いて探索することもある。
その際、L,Rボタンを使って上を見たり下をみるなどして調べることも必要になってくる。
とはいえ、探索にそれほど悩むことは無い。ストーリー進行に必要な物体が視界に入ってさえいれば△ボタンで一発スコープ。決定ボタンで進行する。
このゲームのウリの一つがクールなイラスト。ただゲームが始まると3Dで展開するグラフィックが荒いポリゴンで描かれるため、落差を感じることもあるかもしれない。
基本的に一話づつ完結するような形にはなっている。しかしそれらに共通した「カムイ」を軸にストーリーは展開する。主人公の能力を純粋に描くためか、ちょっと難しい、わかりづらい表現も使われている。
ただ同じストーリーを別のキャラクターの視点から描くストーリーが補足するため、理解が深まるような仕組みになっている。
ときどき、ホラーっぽい部分があります。夜プレイするとそれなりの怖さがあるかもしれない。
全体的にBGMは都会的でお洒落な感じ。
ストーリーの進行を妨げるようなコマンド選択などは無いため、シナリオに集中することができる。
同じシナリオを別のキャラクターの視点からプレイするのは思いのほか面白く、又、それがシナリオの理解を深めている点が良かった。むしろ主人公ではなく、「モリシマ」でのプレイが好きでしたね・・・。
クールなイラストの雰囲気を壊しかねないガタガタのポリゴン・・・・。こればっかりは初期PSなのでしょうがないですね。普段PS3をプレイしている人だとそれを強く感じる。
でもしばらくプレイしていると....慣れてきます。
確かにポリゴンはけっこうガタガタだけど動き自体は滑らか。まるで何かに乗っているかのような。歩いているように感じないのは....まぁ問題無いか。
移動方法やシステムにとまどったせいか最初から中盤までの印象はイマイチでしたが慣れた終盤から面白くなってハマリました。
1999年10月7日アスキー
アマゾンレビュー21件☆4.6
「一言でいうと、ハマる奴はハマる。勘弁してくれ、と言いたくなるようなガタガタ3D。かと思えばしびれるほどクールな画面デザイン、会話、キャラクター、そして謎が謎を呼ぶストーリー。酒や煙草のような中毒性。」「須田剛一氏の代表作」