ロックマンゼロシリーズ(以下ゼロシリーズ)とはGBAにて発売されたロックマンシリーズの作品で同じくロックマンシリーズの一つであるロックマンXシリーズの続編である。 ゼロシリーズはロックマンXシリーズの人気キャラゼロを主役にしたアクションゲームでありスピード感あふれるアクションとシリアスなストーリーがウリである。
基本システムは従来のロックマンシリーズおなじみの横スクロールアクションだがそこに武器成長・サイバーエルフ等の育成要素が追加されゲームが進むとゼロのアクションが進化したりサイバーエルフを育成する事でHPが増えたりと攻略をしやすくなるのも特徴である。
ゼロシリーズのアクションはスピード感あふれるスタイリッシュアクションになっており、そのスピード感は前作であるXシリーズ以上。 さらにゼロは従来のシリーズとは違いゼットセイバーによる斬撃アクションがメインとなるためハイスピードで敵を斬り伏せながら進むためその爽快感は計り知れない。
今作はアクションでありながらストーリーもウリとなっている。
前作Xシリーズの100年後を舞台にしており、Σウイルスを発端として世界中で起こったイレギュラー戦争は青き英雄エックスの活躍により終結。 人類とレプリロイドは理想郷「ネオ・アルカディア」を築き、世界は平和を取り戻したかに見えた。 しかし、それはレプリロイドのイレギュラー化を恐れた政府が無実のレプリロイドすらも処分していく偽りの平和であった。 元科学者のシエルは弾圧されているレプリロイド達とともにレジスタンスを結成しなんとか生活をしていたがそこに政府の魔の手が迫っていた。
追い詰められたシエル達はかつてエックスとともに世界を救ったもう一人の英雄の眠っている遺跡を目指し、ついに最深部に眠るもう一人の英雄・ゼロのもとへとたどり着く。レジスタンスや友達であったサイバーエルフ・パッシィの決死の行動が遂に伝説の英雄・ゼロが目覚める。
このシリーズも従来のシリーズと同じく魅力的なキャラクターがたくさん登場する。 シエルによって目覚め、記憶をなくし自分が本当に伝説の英雄なのかもわからないながらも弾圧されるレジスタンスのために戦うゼロ。 そんなゼロに自分達の未来を託し、サポートするシエルやレジスタンスの人々。 ネオアルカディアを守り、ゼロの前に立ちふさがるアルカディア四天王。 そしてその頂点に君臨する青き英雄・エックス 彼らの戦いの先に待つものにも注目して欲しい。
GBAのシリーズゆえに音質は多少難があるが、それでもロックマンシリーズ。 音楽のかっこよさも素晴らしいクオリティです。
アクション・ストーリー・音楽どれも好感触。ダークな作風に斬撃アクションの爽快感とキャラの魅力が合わさる魅力的な世界観は嵌る人はとことんはまると思います。
このゲームはいわゆる小学生向けのゲームのはずなのだか難易度がとにかく高い。 最初のオープニングステージはともかく次のステージのボスが強く何度も何度もゲームオーバーになるプレイヤーが続出する難易度である。 さらにそのステージをクリアしてもその先にはさらなる強敵が行く手をさえぎるのでクリアには根気の要るゲームではあります。
記事全体でも書いていますが爽快感溢れるアクションとダークな世界観のなかで生きているキャラクターたちは本当に魅力的です。 欠点として挙げた難易度も決して理不尽なわけではなく何度も挑む事で攻略できるやりごたえにもつながる難易度なのでクリアできたときの達成感はひとしおです。 いまだとwii:uのアーカイブかDSのロックマンゼロコレクションでのプレイをオススメします。