スーパーマリオブラザーズの大ヒットでファミコンアクションの大勢を占めることになったジャンプアクション。
似たような2番煎じが多い中、マイティボンジャックのジャンプアクションはそれらとは一線を画す仕上がりとなっている。
ジャンプボタンの押す時間によってジャンプの制御はある程度できるタイトルがあるものの、それらはやはり限定的。
マイティボンジャックはジャンプ中に再びジャンプボタンを押す事で中断させることができる。
連打速度に応じて水平移動が可能になるのだ。連打が早い人はほぼ真横移動することが可能。
ジャンプ制御を駆使して敵の密集地帯を抜け出すのはさながら敵陣を駆け抜けるドリブラーの如き気分。
マイティとなり、ピラミッド内に幽閉されている王家の人々を救うのが目的のジャンプアクションゲーム。
「隠れ部屋」だの「隠し扉」、隠れた宝箱を見つけたりだの子供の好奇心をくすぐるゲームだった。
テクモのファミコン参入第一弾だがしっかりとしたつくりの良質アクションゲームだ。
ピラミッドの中という設定だがそうとはとても思えない大きいフィールド。設定は忘れていいのかもしれない・・・。
ジャンプアクションですので敵を殴ったり撃ったりはできません。ジャンプのみでしのいでください。しかしマリオのように踏みつけることはできないのでさらに条件は厳しいものとお考えください。もちろん反撃する機会は訪れます。
反撃するには宝箱の中にあるこのようなデザインのコインを取り、Bボタンでマイティの状態を変化させなければなりません。数段階上げると敵がコインに変わります。
フィールドに宝箱があるので適当に拾いながらどんどん進みましょう。種類の違う宝箱はBボタンでマイティの状態を変化させ、宝箱の上でジャンプしましょう。
このように大変ありがたいコインですがとりすぎるとこのようなメッセージとともに「拷問部屋」に放り込まれます。何事も欲をかきすぎてはいけないという事なんですね。表示された数ジャンプしなければなりません。大変めんどくさく、苦労してクリアしてもそのステージの最初に戻されるのでとっとと死んでしまいましょう。
今となっては特に見るべき点はありませんが当時は十分といえました。
もうちょっとステージ構成に変化が欲しかったかも。
当時はボタン連打に若干の苦痛を覚えたもの。
今、FCTWINⅡでプレイしてますがこれには連射機能が付いているので当時とはプレイ感がかなり違います。
連射機能のおかげで空中移動が自由自在。あれほど手を焼いていた空中での敵の回避が楽になりました。宝箱を開けるのも連打は不要。
このゲームの魅力はたくさんのかくし要素。フィールドに閉じられた扉があったりすると「あの先に行って見たい!」などと。なんでもないところをジャンプしてみたら宝箱が出現したりなどこれらの隠し要素のお陰で没入感は高まります。今はどうかわかりませんが。
死ぬとステージの最初に戻されるのはやはりつらいところ。
レトロフリークなら途中セーブ可能だし連射もできる。当時とはまた違った感覚でプレイが可能。
当時、通常コントローラーでは絶望的だった敵がひしめく中、華麗にすり抜けるのは快感。
★★★☆☆