スターウォーズ

かなり昔だが名作映画として有名な「スターウォーズ」別に興味もないけどナムコということで買ってみた。買ってみたといってもワゴンだが。

ワゴンをバカにしてはいけない。その手垢にまみれた薄汚れたカセットが電源を入れるだけでほらこの通り、スターウォーズの世界へ誘ってくれるのですから。

映画のオープニングのようなこのタイトル・・・期待できる!

・・・・(数時間後)

あかんわ。おもんない。ナムコなのにそんなことはないはずなのだが。

アクションあり、シューティングありのバラエティに富んだ構成となり、意欲的な内容になっているはずなのだが・・・。なぜだ!

映画でおなじみのこのライトセーバー、当たり判定がいまいち、爽快感も皆無となっている。

敵にチョろっと触れようものなら即死。このようにファミコンの敵キャラは概ね、表面に毒ブツを塗っているのがほとんどなので注意だ!有名どこだとクリボーだな。

主人公、ルークもこのようにまさか触れただけで死ぬとは思ってもいなかったらしく、ガックリとその場に倒れる。それを滑らかなアニメで表現。どうでもよいがこだわるならアクションにして欲しいもの。最後のは首がおかしな方向にいっているが・・・

ステージの最後にはボスが控えるお約束も。

サソリベイダー・・・・。ああ、いたねいたいた。いや、いないだろこんな奴!!ナムコらしからぬ場当たり的な采配に困惑。

途中からサソリに変身したので遠くから動きを観察、パターンがすぐ掴めるので楽勝。ミスってもなんとダメージが記憶されている親切設計におどろいた。

アクションステージをクリアすると・・・いざ!宇宙へ。動きがyoutubeでよく見かける未確認飛行物体のようだ。

いかにもつくりもののような動きがまたいい感じだ。

シューティングシーンはなかなかのデキ。これはもうスターラスターでは?

いい出来のようだが俺はこのような3Dシューティングにあまり面白みを感じない。なぜなら遠近感がわからないからだ。

逆に3Dシステムなどを使用し、しっかりと遠近感が認識できるものについては別。例えばファミコンディスクの3Dシステムを使用したシューティングゲーム。「ファルシオン」あれはものすごく面白かったのだ。

さて、難しくも無く、3機~5機ほど破壊したところでアッサリと終わる。

スピーディーで爽快なシューティングの後はご褒美としてクソつまらんアクションステージをご用意。

まったくもってバツゲームのようなゲンナリした気持ちになること受けあい。

辛いわ

我慢して進めばタマが浮きそうなほどのスピード感のあるシューティングステージで期待を抱かせるのも忘れない。

これだとなんだかメリハリのあるプレイというよりアクションステージがシューティングシーンの快感を増幅させるためだけの存在のような気がする。

プレイする側とすればアクションステージをもっと面白くして欲しかったんだけどな。できないんだったらいっそのこと削除して欲しかった。

というわけで今回もワゴンの実力をまざまざと見せ付けられた格好となってしまった。

1987年12月4日発売ナムコ

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