PSユーザーをヤキモキさせるなか、ついに待望の正統派、王道、本格RPGが登場!・・・かと思われた。
光と音のRPGと銘打った行方不明の父を探しに旅に出たアークを待ち受ける運命とは?
戦闘はシュミレーションRPG。ヘックスマップに配置された仲間を操作し、敵と戦闘を繰り返す。敵に攻撃を当てる際にアップになるなどの演出が入る。
武器、防具は店買いではなく、すべて敵が落としたものを拾うか、宝箱から得られる。
そもそも街にあたる部分がないのだ。移動はフィールドマップ上ではなく、行きたい場所を選択するタイプ。
当時はフィールドマップを存分に冒険しかったので不満が残ったが。むしろ今ではめんどうくさくなくて良い。
当時は飛行船の移動シーンのムービーだけで「すっげーー」などと感動したウブな思い出が。「PS買ってよかった!」などと。ソニー信者への第一歩を踏み出した勇者を何人も生み出しましたね。
どんでん返しもなく、普通に進んでいきますが良い演出のため決して退屈というわけではありません。それぞれのキャラクターのエピソードがしっかり描かれており、キャラクターに愛着が沸くように仕向けています。
フルオーケストラのオープニング音楽の出来がかなりいい。テンションがあがります。電源を落とさず、デモを流しっぱなしにしてましたね・・。
「・・・光と音でごまかした取り急ぎ作ったRPG!」などでは決してありません。よい点もたくさんあるのですから。
このゲームのウリの一つはクリア後に挑戦できるダンジョン!かなり深いです。
もぐってもぐっても同じような景色はあなたをいつのまにか深い眠りへといざなうでしょう。
キャラの性格づけがしっかりしているため、ストーリーが普通な割りに楽しく冒険ができる。キャラクター毎に生い立ちや背景、事情があり、思い入れが増している。
戦闘マップがけっこう広い・・・。敵は視野が狭いのかプレイヤーが近づいてくるまでフラフラしています。シュミレーションRPGタイプの戦闘だが戦略性は乏しい。
気楽にプレイはできますが・・・。遠くの敵を倒しに行かなくてはならない時が発生し、無駄なターンが発生。戦闘が間延びして中だるみすることもままあります。
当時はやはり有名RPGと比較され、批判もたくさんありました。特に街が無い点、フィールドが無く、世界の移動は選んでワープするシステムをとった事も批判の対象に。
シナリオ自体は短め、必ずしも全て回る必要のないダンジョンなど道草的要素もあるもののボリューム的に期待ハズレな面もあった。
今だとかえって気楽に遊べるしテンポもよく、サクサク進むので逆に良い印象。
アマゾンレビュー15件☆3.3
「荒削りながら魅力的な迷作」「難易度はやさしめで楽しみながらリラックスしてプレイできる」