ファイヤープロレスリングX
スーパーファイアープロレスリングX

1995年12月22日ヒューマン
初代PC-エンジン版が出たときはその画期的なシステムに驚愕し、ハマリまくったものです。

2Dではありますがその滑らかな動きには躍動感が溢れています。

システム

これまでのように「組んで腰を落としてから技をかける」のではなく、画像のような手を大きく広げてその後お互いが組んだ瞬間が技のタイミングとなっています。十字ボタン+各ボタンを押して技をかけます。Yボタンが一番かかり易く、Bボタン、Aボタンの順でかかりにくく、且つ大技でダメージが大きくなる技になります。Xボタンはロープへ走ったり、相手を投げるときに使います。

基本的にタイミングの良い+かかりやすい技を選んだほうの選手の技がかかるようなシステムになっています。いきなり大技を狙ってもある程度ダメージを与えない返されてしまいます。タイミング勝負では勝ててたのにこれではもったいないですね。ただこれは確率の問題なので絶対にかからないというわけではありません。

このゲームのすばらしい点、それは腕や脚には間接技などをかけることによって体力とは別にダメージを与えることができる。これによって間接技でギブアップを奪ったりすることができる。サブミッション系の選手もこのシステムのお陰で生きる。

モードはシングル戦、タッグ戦、そして4人一斉に戦って生き残った選手が勝利するバトルロイヤル戦がある。

操作フィーリング

モーションがよりなめらかになっています。グレートパンサーがより華麗になっています。打撃系の攻撃もかなり有効になっている。単に組み合うのではなく、射程距離を考えた間合いの駆け引きも必要になっている。

グラフィック

mrK

顔グラフィックのデキが良い。モデルが誰かを考えるだけでも楽しい。いたなぁこんな人。

音楽・効果音

BGMはあいかわらず雑音っぽいのだが打撃の効果音や間接技で極めたときの「ブチッ」という鈍い音がなかなかいい。

良い点

多数の選手

プロレスだけでなく総合系や打撃系の選手もいるのでなかなか飽きが来ない。

あの400戦無敗の男、ヒクソン・グレイシーもいる!

エディットが緻密
レスラーエディット

上半身、下半身を別々に選択できる。上半身だけが異様にモリモリしている選手っていますもんね。これまでよりもエディットの幅が広がった。エディットレスラーのAIももちろんエディットできる。一発狙いやコツコツ型など特徴のある選手が作れる。

一発KOあり

打撃系の格闘家に多く、選手にもよりますがクリティカルヒットすると一発でKOできます。

このシステムのおかげで爽快感が増しています。これまでが投げ技中心だったのが中間距離も意識した戦いを求められるようになりました。

イマイチな点

特にナシ

投げ技、打撃、関節、完成の域。熟成されてます。

総評

いまさら2Dのゲームもアレかもしれませんが優れたシステムのおかげで今でも十分遊べますね。

むしろPS4版でファンを大いに裏切ったようなのでここは昔ので大いに楽しむべきかもしれません。

★★★★☆



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