ゴエモンシリーズはファミコンから数えて4作目となった。ファン待望のシリーズSFC初の作品である。
今までのFC版に比べ、グラも向上しゲームの進化も楽しめる仕様である。
プレイできるキャラクターはゴエモン、エビス丸で2人同時プレイも可能。
前作まで採用されていた通行手形方式から、ステージボスを倒すだけでクリアが出来るようになった。
攻撃方法はキセルと小判。招き猫を取ることでキセルの長さがアップしていき、最終段階ではヨーヨーになる。フィールドはおなじみの斜め上視点?に横スクロールステージが加わった。ステージの終わりにデカキャラのボスが待ち受ける。
レトロフリークを使用してのプレイのだったため、動きの遅延を0.5秒ほど感じた。敵がぶつかる前に攻撃が追いつかず、いらいらする事が多々ある。実機でプレイすることをお勧めする。
町ステージでは座標がずれると敵への攻撃がはずれ、プレイキャラはダメージをうけてしまう。ちょっとキセルの当たり判定にイラつく場面も多いかも。
BGMはいうまでもなく最高の一言。
ゴエモンならではの軽快でリズミカルなテンポでプレイしながらBGMも楽しむ事ができる。
場面に応じたメリハリのある音楽はさすがコナミ。
効果音もポップな感じで攻撃を受けたり、当てたりした判定がわかりやすくなっている。
背景やオブジェクトの配色もしっかりしておりステージが変化するごとに違和感無く世界に没入できる。お化けのステージではコミカルさの中、しっかりと妖しげな雰囲気を表現。スーパーファミコンの性能をしっかりと体感することができた。
行ったり来たり何度も画面をスクロールすると同じ場所から敵が大量に出現し、無駄に難易度が上がってしまう点にファミコン時代のチープな面影を感じることもあるかもしれない。
ファミコンからの進化をしっかり感じられ、ゴエモン好きにはたまらない作品になっている。
もちろんそれ以外の方にもおすすめしたい。飽きさせない要素が細部に盛り込まれている。鐘を叩いて敵を追い払ったり、草木が地味に動く演出もgood。
★★★★☆