当時はシューティングからアクションまで数多くの名作タイトルを輩出したナムコ様。それら質の高さゆえ、多くのプレイヤーからリスペクトと賞賛、そして絶大な信頼を得ていた。
ワルキューレの冒険から女神転生、女神転生は攻略本が必要という条件突きだが名作だといっていいだろう。
とりあえずナムコのソフトは買うべし!そんな空気の中、この時空勇伝デビアスが登場した。
ナムコの言いつけ通りクソしては寝ていた幼少の頃の自分だが開発画面をみるなりなにやら悪寒が走り、このソフトは避けた。
さぁ、その予感が当たったのか外れたのか。今まさに確認することができる。
いや、しかし今回もまた基盤が汚れているのなんの真っ黒だ。やりすぎ使いすぎ。一旦は使用されたもののクソと認知され、人々に避けられた挙句、何年も放置されたソフトに多いという。・・・ますます嫌な予感がする。
この間買ったアドベンチャーゲーム「AKIRA」は中古だが基盤がピッカピカでほぼ未経験といっていいだろう。
さて、説明書もなにもないのでなんのために冒険するのかがわからない。ここはジッと待ち、流れるであろうデモ画面で確認を済ます。
案の定、たいしたデモでもなかったので目的も釈然としないままなし崩し的にスタートした。チープな動きの敵が倒しても倒しても次々と現れる。・・・やれやれだ。この人魂みたいなやつがすんごいウザイ。
この世界には昼夜の概念がある。夜になると町の人がいずこかへ消え、化け物どもが徘徊しだす仕組みだ。
つまり夜が明けないと化け物が延々と出現し続ける。ウザ・・・挑戦しがいがあるというもの。
コイツは?人のようだが・・・はて? テイッ 死んだ。
建物があるエリアにきた。どうやら村のようだ。スタートボタンを押すと右下のメニューにカーソルが現れ、会話ができる。村人がさらわれ、困っているという話を聞く事ができた。・・・・さっきのは村人だったのかもしれんな。
別の村人がどうにかして欲しいのでまずは王様にあって欲しいと訴えてきた。どこの馬の骨ともわからん主人公に・・・。
しかし会話はイチイチスタートボタンを押さないといけないとは甚だめんどうだ。
しかも村人との会話発生の範囲というか距離感がメチャシビアだ。ちょっとでも離れていては駄目だし重なっていても駄目とか・・・なんやねん!村人との距離感にイライラさせられる。重なっているくらいがいいやろ!
(←なんと!この距離でもダメなのだ!) 現代以上に人との距離感が複雑すぎるぞ!! 人との距離感がよくわかっていない人は避けられる傾向にあるのが現代。このゲームにおいてもそうなのだろうか・・・。
何度も何度もスタートと「はなす」を繰り返して得られた情報はクソみたいなどうでもいいようなことばかり。操作性に大いに問題があるぞ!ナムコよ。 テストプレイはしたのか・・・。
さぁ王様との謁見だ。頼み事だということはわかっているんだ。さぁ話せよ。
・・・・・!?なに? あっ!? やっぱあれは村人だったか!!
怒りとともにある思いが頭をよぎる。「王様にも当たり判定はあるのか?」きびすを返し、再び入ろうとしたらすでに門は閉ざされていた。んだこりゃ!
でも村人に攻撃判定があるのはいいね。ぐふふ。だが質的に「ドラゴンスクロール甦りし魔竜」に似ているな・・・。
機嫌が直った王から鍵を受け取り、洞窟へ進んでみた。でたなファミコン特有の足場をジャンプして渡るチープなジャンプアクションが。待ち受けたコウモリどもとジャンプのタイミングで衝突するような陰険なアクションとはナムコも落ちたものよ・・・いやシビアになりなさった。
一旦下を押してからジャンプすると高くジャンプする。ローリンサンダーと同じシステムを採用。気づくまでに10回近くリスタートしたぞ。
崖から転落し、ゲームオーバーに。「くそぉ!やってられるか!」金はスッテンテンになったがコンティニューでその場からリスタートすることができる! まだイケる!
あまりにもアッサリ死ぬのはこのゲームが死にゲーの要素を持っているからだ。死んで学ぶのだよ。現代っ子にはどだい無理な話だな。 倒した敵は記憶されるため、なんどもリスタートすれば確実に進む点がハマリポイントかもしれん。
なかは「アトランティスの謎」の如きウンザリするような堂々巡りの迷路が続いていく。
飽きられる事を予見していたのかたまに「お!?」と思わせる3D風の演出を入れてみたりして見所らしきものもあるし、ちょっとした罠も張られていてまぁまぁだ。
で、これはどこに行けばいいのだ?
1987年11月27日ナムコ |
・・・なに!?同梱しているブツがないとクリア不能? そんな!せっかく買ったのに!
当時のゲームの質はこんなもんだしな。しかもクリアはほぼ不可能なのでクソですな。と、いいますかこのゲーム、早くからワゴンにて100円で売られてましたからクソであることは薄々知ってはいたんですけどね・・・やはり自分の目が確認しないと。もし、当時ナムコ信者だった自身が盲目的に買ってたら痛い目にあってたわけです。
いやぁあぶなかった。当時の俺、ナイス。