私が入手したこのソフト、どうも新品のようだ。新品で箱、取説付きで100円・・・・。うーん・・イヤな予感がするがスクウェアだしな。
なんといってもファミコンディスクシステムの代表的RPG、ディープダンジョンシリーズだ。Ⅰ、Ⅱはディスクで発売され、ヒット。
今作はロムカセットということで容量が大きくなり、スケールアップしているハズ。「しばらくお待ちください」このメッセージに悩まされることももうありません。
データの保存はバッテリーバックアップ方式、街の宿屋に赴き、「ぼうけんのきろく」を選択。
全滅すると最後に保存した状態からリスタート。全滅すると目も当てられないのでこまめに保存しよう。
このタイトルはリセットボタンを押しながら電源を切る仕様だ。
たまに違ってたりするから注意が必要なんだよなファミコンカセットは。ちなみに2013年11月現在でもバッテリーバックアップは生きている・・・。一体何年持つんだこれは?
フィールドは「ウィザードリィ」のような3Dダンジョン。プレーヤーが押した方向キーを画面中央に表示してくれるのでわかりやすくなっている。
戦闘はコマンド選択型。敵はエンカウントだが歩かなくてもその場でボォ~っとしてても襲い掛かってくる!確かにそれはごもっとも。....ただマッピングができん!
レベルが上がると「力」と「すばやさ」それとこれは...ラック?運というパラメータ...。運とか上げられるのかよ!実はこのゲーム最重要パラメータかもしれません...。
たしかにファミコンは色数が少なく、ショボイです。ただ描き手次第で味がある表現が可能。このショボサを逆手に取ってどこか幻想的な世界を表現してくれているように感じる。
中古のソフトって手に入れたのはいいけど説明書が無かったりするもの。
RPGの場合、冒険に出る意味が重要。それらが記載してある説明書が無いために目的もわからず、冒険に旅立つ冒険者を輩出させてしまいます。
しかしこのディープダンジョン3なら大丈夫!シナリオ説明がデモで流れるので説明書が無かろうともストーリーのとっかかりは理解できる。ちなみに全部ひらがなで読みにくい・・・。
3Dダンジョンは迷い易いということもあり、独特の緊張感がある。
しかしだ・・・敵からの被ダメージにものすごいバラツキがありすぎないか?
いつ全滅するかわからないため、常にハラハラした緊張感が味わえる...。しかしこれは何かゲームデザイン的な欠陥ではないのか?
敵の攻撃一発で死んでしまう事もしばしば。被ダメージがランダムすぎる。
スタートで5~6回全滅しました。
テストプレイで「これはマズイ...」なとは思わなかったのか。してないから思わんか。
先に仲間が倒してしまうと同じ敵を攻撃対象にしていた仲間は空振り扱いになるのがイヤなのだがこれはドラクエでさえそうなのだから仕方がないか。。
「ラット」や「狂犬」などの弱めの敵だとおぼしきフロアに「グリズリー」「ガイコツ」など一般的に強そうに見える敵が一緒なのはどうかと。しかも強さもあまり変わらない・・・。見た目と強さのバランス感覚がよくわからず、釈然としない。
一体何をどう考えて作っているんだろうか・・・。
←このメッセージもいらないですね。せっかく方向キーの押しっぱなしでサクサク移動できるのにちょっと押しすぎただけでこんな眠たくなるようなメッセージの表示を待たなければならない。
大いにストレスを感じるのでぶつかる音だけにすべき。
グラフィックは雰囲気があるし3Dダンジョンの探索もそこそこ楽しめる。ただやっぱりバランスにどうしても違和感を感じてしまってダメ...。
箱、取説付きなのに100円という捨て値で売ってあったのにはちゃんとした理由があったようだ...。
新品で売られ、20数年後の今日まで誰にも封を開けられずにいたのか・・・。
これがあのワクワクしながらプレーしたディープダンジョンシリーズの成れの果て?
せつないぜディープダンジョン3!!
ディープダンジョンⅠ、Ⅱはともに発売日にプレイしたシリーズのファンの自分でもこれはちょっと....。制作チームの重要な役割の人が変わったかいなくなったかしたのかな?
全然違う印象を受けたんだが。
スクウェアブランドを盲目的に信じると痛い目にあうんでしょうか...。