未来神話ジャーヴァスを作り上げたタイトーということで買わないはずだったのだが当時、プレイすべきソフトも無かったのかウッカリ買ってしまったソフト。

陳腐なタイトル画面の後、名前を決めるとそこには消え行く命とそれを看取る青年の姿が。

どこか幻想的な、なかなかの絵だ。

「もう 寿命じゃ」 あの世に行くついでにじいさんは衝撃の内容を暴露。すっかり気が済んだじいさんはその後、絶命。

「一体、なぜ?」その謎を解明すべく南オフェーリアにあるパルメキアを目指す旅に出るという流れ。

ミネルバトンサーガといえば当時、ごく当たり前だった色違いの敵キャラがいないという誤魔化し無しの潔さ。そして傭兵システムなど新機軸を打ち出した名作との呼び声も。さぁ、早速プレイしてみよう。

ええぇ・・・っとともう家には戻れないようだ。父さんとの最後の別れをしようと思ったのだが・・・振り返る必要は無い、前だけを進むのだ。町並み、フィールド・・・チープだが丁寧・・・いいねぇ実にファミコンしていて。

最初のミッションを受け、いざ戦いのフィールドへ。戦闘はエンカウント方式だがハイドライドスペシャル、カリーンの剣などと同じような体当たりでチープ。敵は3体セットがほとんど。敵と接触している間もキチンと押し続けないといけない。サボるとダメージを与えることは不可。ただ半キャラずらしで特に優位になることもないので適当にやってOKだ。

傭兵システムとは別に主人公の冒険の仲間も増えるようになっている。今回仲間に加わったのは「ワンユイ」。

ところがこのワンユイ、戦うというより戦いを避けている。・・・いや!避けまくり・・・いやいや逃げまくっとるやないかぁ!貴様ァ!

ためしに「まほう」を選択してみると魔法を使って攻撃を始めた。なんやねん。説明書が無いからこの辺手探りになるな。まぁいいわ。

説明書が無いので片っ端からアイテムを使ってみた。

いのりの輪・・・ダンジョン脱出

かぜのふえ・・・最後にセーブした町に戻る。これくらい知っとけば大丈夫だ。

最初のミッションを終えると「傭兵」を賜る。早速戦闘時に傭兵コマンドを選択してみた。すると正規メンバーはいずこかへ消え、傭兵に切り替わる。既存のPTに仲間のごとく加わるわけではないのだ。最初はちょっと意味がよくわからなかったがこのシステムの便利さは後々感じられるようになる。

まだ一人しかいないがスタート地点の町から左上数画面分先の町で人身売買し、3人まで同時に戦わせることが可能だ。金はざぶざぶ余るのですぐに買える。

傭兵を育てるのがちょっぴり面白い。

さらに「とうし」→「じゅうとうし」→「きし」→「じゅうきし」→「せいきし」ときりが無い。なにげに傭兵システムが地味にハマル。最初は弱いので最後のトドメだけささせて大事に育てた。するとレベルが上がり、正規メンバーよりも強いとさえ思えるようになる。

傭兵は戦闘が終わると自動でHPが回復しているので便利。あらかじめ傭兵で敵を削り、正規メンバーにバトンタッチするのもよいだろう。


アマゾンレビュー12件☆5
「音楽がすばらしい。音楽だけでも世界に惹きこまれる。」「適度にゲームバランスがぶっ壊れているのが、大人になってからは逆に(・∀・)イイネ!!」「優れたシナリオにグイグイ惹きこまれてしまう。」


アマゾンレビューでは12件ですべてが満点がついているのがすごい。思い出補正というやつだろうか?

と、いいながらも数時間で気づいたらレベル85になっていた。まだ最初の大陸なのだが・・・クリア時のレベルはいったいどれくらいになるのか。

船を入手、いざ!大海へ

船を入手し、物語はいよいよ本格化する。

この後、様々な人物との出会いと別れを通じて主人公が成長していくというわけだ。

ちなみに引き連れることができる仲間は3人まで。何も考えずに適当に仲間にするとふてくされたのか勝手にPTを抜けていく。元いた場所にいるのでPTに加えるのも簡単なのだが・・・わりと長い時間行動を共にしてきたこのワンユイも他人行儀どころか初対面のごとき振る舞い。・・・ドライだ。

序盤はさほど気にならなかったんだが終盤になると行ったりきたりが多くなるため、エンカウントが気になりだす。これがあまり一定していなく、一歩 歩いただけで発生したりすることも。えーい!逃げるで確実に逃げられるがめんどいぞぉ!

体当たりの戦闘はお手軽だし傭兵を育てるのも楽しめる。だが傭兵はゴッドハンドで成長が止まる。高いエンカウントもあり、そこからガクッと戦闘が苦痛になるのだけが残念。ストーリーとか雰囲気は○

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