前作で手ひどい目にあっていたのもあり、当事スルーしたタイトル。しかし今作は販売元こそバンダイだが実は制作陣に堀井雄二氏とチュンソフトが関わっていて、もはやドラクエといっていいほどのもの。これらに少年ジャンプというキャラクター。
少年ジャンプといえば当事、数百万部を売り上げていたモンスターな漫画雑誌。自分ももちろん熱狂的な読者。なかでもドラゴンボール・・・ではなく、ターちゃんとか好きだったな。あの下品極まりない漫画は最高だった。アナベベのちん●ケースとか。
・・・最強のゲームかもしれん。さぁ、ポチっとスタート。まずはこのそうそうたるメンバー、7人の中から主人公を選ぶことができる。熱心な読者だったなら悩むはず。う~ん・・・どうしよう。ここはターちゃん、ではなく、悟空だ。やはり格というものが存在するのだ。
印象としてはやはりドラクエだし、雑だった前作とはまったく印象が違う!タイトルにⅡとあるがこれについてはⅠはプレイしてはならない。プレイするならこのⅡのみで良い。
戦闘はヘックスこそ無いがこれはSLGっぽいシステムを採っている。キャラクター毎に持っている移動可能範囲内で移動し、敵と隣接していれば攻撃を当てることができる。距離を取ってカメハメ波などの遠距離攻撃も可能。
ジョジョのスタンドもごらんの通り、オラオラすることも可能。個性豊かなキャラクターは3人までPTに加えることができる。キャラクターを使い分ける戦略性もあるというわけでけっこうめんどくさいぞ。
とはいえ、単なるコマンド式の戦闘とは異なり、敵との距離感、位置取りの要素が加わり、なかなか面白いシステムだ。また、戦闘後はHPは自動で全回復する。バカバカしい回復作業とはもうおさらば。
アマゾンレビュー7件☆3.7
「戦闘以外はまんまドラクエだったり、工夫したつもりの戦闘も冗長でしっくりこない。しかもエンカウント率が高い。」「さくさく進むストーリーや、戦略性がほどほどにある戦闘システムに感動。全体の構成も、ドラゴンボール集めを軸にして、なおかつキャラを生かした絶妙な筋運び。」「とんでもRPGファミコンジャンプの続編マトモなゲームバランスとシステムになって登場。」「操作性の悪さといい、ストーリーのチープさといい、他は何も言うことないです。」「ほんとにキャラゲーです。話もジャンルもまったく違うキャラたちが絡み合うのでもうむちゃくちゃなゲームです。」
堀井雄二氏の作品のハズなのだが評価が低いような・・・。全体的に質は高いもののいろんなジャンルの漫画の世界観を合体させてる弊害が出たということだろうか。現代的で下町の世界観の両津が精霊たちのいる世界で活躍するのは確かに奇妙かも。
あと主人公が選べる利点を生かしてほしかったかも・・・。不特定多数のユーザーが主人公であるドラクエならいいがキャラクターが確立している主人公の場合だと喋らないというのはマイナスだったかもしれない。キャラクター毎にリアクションをそれぞれ変えたら楽しかったかも。・・・・・容量が足らんか。
ただ、ジャンプの読者だった人には2重になつかしいゲームなのはまちがいない。
ポルナレフに花京院とかなつかしいー!こんな感じで主人公だけでなく脇役どもも出演して物語にからんでくる。エンカウントについてはちょっと多いかもしれない・・・個人的にはミネルバトンサーガをプレイした直後なせいかさほど感じなかったが・・・。いや、やっぱ多いな。
作りは丁寧だしジャンプの読者だったならいいかも。それ以外の人だと微妙。