PC-エンジンCDロムロムを現役で所持していた管理人にとって思い出の深い作品。
元はパソコン版でヒットした作品。それをPC-エンジンCD-ロムロム用に移植。開発はPC-エンジンソフト「凄ノ王伝説」の製作者でもある岩崎啓眞氏。
敵との戦闘は体当たり。コマンド選択や、ボタンを押して剣を振る、などという必要はありません。まっすぐに無防備に敵に突っ込みましょう。心配なら「半キャラずらし」とやらで敵とぶつかっていけばダメージを受けにくくなります。
経験値が貯まればレベルアップし、各種パラメーターがアップ。基本的にレベルさえしっかり上げておけば敵が強すぎて進めないということはありません。コツコツプレイすれば突破できます。
PC-エンジンとはいえ、CDロムを使っているため、色数が豊富で綺麗。ただ今の液晶テレビの環境でプレイすると大画面に引き伸ばされてしまうのです。そこは元々画素数が少ないPC-エンジン、解像度の関係でガタガタが目立つかもしれない。これはもう致し方ありません。
敵キャラやアイテム類のデザインが良くていくらかの慰めにはなるでしょう。
ストーリー的は伝統的なファンタジー。順番に着実にこなす、実に作業・・・オーソドックスな王道的展開!そもそもこのゲームはどんでん返しやらなんやらを楽しむものではないのです。予定調和的な王道ファンタジーにどっぷりつかりましょ
当時は銀河万丈さんのナレーションが聴けただけで大満足したものです。今でもこのナレーションや台詞が音声を聴いても臨場感を感じる。
それとプレイ中に流れるBGMのデキが良く、さくさくとプレイできる!
レトロといえどHuCardとCDロムロムとでは別ハードとみたほうがいいくらい差がある。生音が使えるっていうのがかなりの強みになってます。
歩くスピードが速いため、テンポが速く感じられる。 戦闘が体当たりが基本なのでこれまた展開が速い。強くなれば黒王号に乗ったラオウのごとく敵を踏み潰す感覚だ。
高い完成度で悪い点は一切見当たらない。
久々の「体当たり」という古典的な戦闘スタイルに違和感を覚えた。プレイしていくうちに快適な戦闘スタイルだと思えるようになる。とにかくテンポよくプレイできるからだ。
ただストーリー的な部分ではあまり面白みを感じないかもしれない。まぁありきたりではあるけど王道RPGをじっくり味わうにはちょうどいい。
イースⅠ・Ⅱ
1989年12月21日
ハドソン
アーカイブス、バーチャルコンソールともにダウンロード可能だが解像度に若干難があるのでその点だけ注意。