1985年12月7日発売。ファミコン初期のシューティングゲーム。これの一年前に「ゼビウス」。一ヵ月後に「ツィンビー」が発売されます。何を言いたいのかというとサッカー日本代表で例えるなら「谷間の世代」偉大すぎる先輩、後輩に挟まれ、居たたまれない、居場所が無・・・もういいでしょう。
画面左上にエネルギー量が表示されます。これは弾を撃つと減ってしまいます。0になると発射できなくなり、逃げ惑うことになります
エネルギーは敵を破壊することでアップします。ようするにデタラメに撃つなよっていうことなんでしょうか。
このゲームはシューティングには珍しく、ライフ制です。画像右上の数字が90以下ならセーフティーゾーン。被弾したら即ミス!、なんていうことにはならないうれしい設計。
しかも道中、仲間を拾うことでオプションが付きますし、地上に降りてロボットに変形、パンチ攻撃などもできます。けっこう盛りだくさんな内容じゃないですか!
ファミコン初期ですからまぁショボイです。容量が少ないですからね。背景とかやっぱり寂しい。
なにげにロボットはカッコよかったりする。
特にクセがあるわけでもなし、いたって普通。最初、ロボットから元に戻ることができなかった。ちょっとコツがいる。
ロボットのデザインがカッコイイんだからそれ専用のステージとかあったりするとよかったんだが・・・。
ショボイ。グラディウスやツィンビーといったシューティングの名作は音楽も良い。軽快なBGMがテンションがあげ、熱中度も増すのだ。
音楽がてんで駄目なこのゲームはその点不利だ。では音楽が良ければこのゲームの評価がもっとあがったのか?・・・そうは思えない。
やたら難しかった初期ファミコンにライフ制という先進的なシステムを取り入れ、ユーザーファーストの姿勢を打ち出しています。
連射はできるんですが高橋名人バリの連射能力を持っている人だと即時、弾切れになる恐れがあります。
無駄弾に厳しいこのゲームはスターソルジャーとは対極にあるゲーム。
思っていたほど悪くなかった、という印象。確かにゼビウス、グラディウス、ツィンビーといったファミコン名作シューティングと比べるともう一歩という感じはします。でもこれも悪くないですね。