エグザイル 時の狭間へ

「ロードス島戦記」は1992年7月17日にPCエンジンCDロムにてハドソンから発売されたRPGだ。オープニングにはかなり力を入れていて、今でも十分見ごたえがある。

ロードス島戦記

コマンドRPGは個人的にはあまり好みではない。なぜならチマチマテンポが悪い印象があるからだ。

しかしこのロードス島戦記はかなりテンポが速く、そんな苦痛はない。

戦闘は通常のRPGのようにエンカウントして画面が切り替わる。切り替わるとシミュレーションRPGのように位置関係があり、移動して戦う。

一見するとテンポが悪そうに見える。 ここで移動先、行動を選択するのだが、自動を選択することもできる。毎回自動を選択すればテンポ良く展開するため、めんどうくささはない。

正直選択するのは「自動」ばかりなので選択項目「自動」を一番上にして欲しかったが・・・。

自動戦闘では魔法を使用するかしないかなどの制限を前もってできる。ザコにMP使いまくるほどの賢さを持っているので事前に調整をしておこう。

 

とはいえ、フィールドやダンジョン探索中、MPが回復してくれるシステムがあるのだ。それは「キャンプ」「キャンプ」を張ればMPが回復するシステムが気に入った。魔法がぞんぶんに使えるじゃないか。少なからず制限はある。回復は移動した距離に対応しているのだ。神経質な私は何回もキャンプを張り、毎回MP全快で戦闘する。

とはいえ、戦闘バランスは易しめに作られており、お試しで始めてみたらハマってしまった・・・・。

武器屋では誰が装備可能かが表示されるなど行き届いている感あり。

レベルはちょっと上がりにくい、じっくり腰を据えてのプレイになるかな。エンカウントは普通かやや高め。

ただ、いくらか性能の違う武器がドロップするおかげで戦闘の多さはそんなに苦痛ではないかもしれない。ドロップした武器にマイナス(-)の表記が・・・「マイナス?ゴミか・・・」などと捨ててはいけない。マイナスは攻撃するたびにMPを消費する強力な武器なのだ。まぎらわしいぞ!

しかしこの雰囲気・・・ファンタジーRPGに目が無いプレイヤーにはタマランものがあるだろう。このゲームの見所は美麗な画像とボイスによるイベントシーン。わりと単調な戦闘を繰り返すことにはなるものの先が気になるような展開で途中でやめるなんてことはない。

★★★★☆



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