販売元はエニックスだが開発は「クィンテット」という会社らしく、ゲーム中にも登場します。 他にも「ソウルブレイダー」「ガイア幻想記」などを指して「クィンテット三部作」と呼ぶらしいです。 名作ということなのでしょうね。
アクションRPG。剣を使って敵を倒すことによって得られる経験値とお金を溜めていき、パワーアップさせる。オーソドックなもの。 剣技はレベルが上がる毎に覚えていく。特に入力に難しいものでもなく、比較的容易に強力な技を繰り出す事が出来る。
防具や武器はお店で買えるが途中で拾ったり貰えたりするのであまり買う機会はない。 魔法はあるがMPは無く、一発一発を買わなければならない。発射できる魔法の数は「プライムブルー」といわれる器を入手することで増やすことができる。 特に魔法を使わなくてもクリアはできる。 移動はYボタンを押し続けることによってダッシュとなり、速く移動できる。
レスポンスが軽い。ダッシュ中、立ち止まると踏ん張ったり、地面の端に立つとバランスを取ろうと両手をグルグル回したり芸が細かい。 剣技はいくつかあるが使うのは決まってくるだろう。あっさり倒せるのでテンポ良くレベルがアップできる。
ダッシュして移動できるのはいいが歩幅以上のスピードで動いているためか人を操作しているようには感じられない。 マリオやリンク、メトロイドなどといった自然な操作感とは違う。ただすばやく移動できる点は急いでいる人にとってはうれしい。
最初のステージのフィールドマップは「汚な...」とか思ってたら異世界を表現するためにわざとなんですね。 概ね綺麗だと思います。
生きることとはなんなのか?ゲーム内の軽い雰囲気とは裏腹に重厚なテーマ。 ...ストーリー後半は基本的には解放した都市の発展を助けるといったスタンス。ノリが軽いところもあり、そのせいか重要ではないのだろうと思ったら ゲームの進行に大変重要だったり迷う部分もある。
序盤は若干退屈、中盤から少しづつ盛り上がり、終盤にどんでん返し、本当にどんでん返し! といったストーリー展開。 終わってもかなり後に残るラスト。考えさせられる。大人でも十分プレイできます。いや本当に。
けっこう力入れて制作されている気がします。演出時に流れる音楽が幻想的な雰囲気を出しています。
当たり判定も大きく、必殺技もポンポン決まってすぐに倒せる。レベルの上がりも早い。 戦闘においてストレスを感じることはない。
このゲームの最もすばらしい点。この舞台を地球だと解釈するなら色々な有名歴史的エピソードを盛り込んでいて、ちょっと時代考証が?な部分も多いんですが魔物がでてくる時点で地球のようで地球ではないということでいいんでしょう。
軽さと重さが同居しているので戸惑う部分もあります。 ですがしっかりとしたテーマがあり、一本筋が通った印象を受け、最後までやり切れる。
創造があれば破壊もある。世界はバランスで成り立っている...というのが本作のテーマなので ラストはなんか本当に後に残ります。せつないという表現がピッタリ。
アクションは簡単なんですが謎は多少歯ごたえがあります。壁の絵に隠された秘密など謎の題材がなかなか面白い。
まずダンジョンマップのスケール感が掴みづらく、結果わかりづらい。それと非常に使いづらい。メニュー画面を開く→カーソルでマップに合わせる→決定ボタンという3工程が必要になる。
なのでプレイ中ほとんどみませんでしたし、そもそもそんな複雑でないので使う必要はありませんでした。
管理人にとっては初めてのプレイで思い入れもないのですがやっているうちにレトロゲー特有の最初のショボイ印象も消え、だんだんと熱中していきました。
なかなかエンディングまで熱意を持たせてくれるレトロタイトルが無い中、これは一気にイカせてくれました!
このゲームのストーリーもせつないんですが...それと同等にせつないことがあります。 それはこのゲームにも登場するクィンテットという会社です。今はもうありません。 しかしそこには在りし日の面影、を感じる事ができるのです。...なんか本編とダブるんですよね...。 みつけたらしっかりみてあげてください。
1995年10月20日エニックス
アマゾンレビュー86件☆4.4
「30歳過ぎにして非常に感動させられ涙しました。このストーリーは歳を重ねた人ほど深く心に沁みるのではないかと思います。」「シンプルな操作性と分かりやすいシステム。改めて素晴らしいゲームだと実感。」「こんな素晴らしい作品に巡りあわせてくれた、レビュアーの皆さんに心から感謝します。」