レビュー

タイトル名サンパギータ
発売日1998年10月15日
メーカーソニー・コンピュータ・エンターティンメント
レビュー属性初プレイ(2014年2月)

アニメをプレイするかのようなアドベンチャーゲーム 「やるドラ」そのやるドラシリーズの第三弾

システム

物語はアニメーションで展開。途中、選択肢を選びながらベストなエンディングを目指す。

グッドエンディング、ノーマルエンディング、バッドエンディングなど計28種のエンディングが用意されている。

グラフィック

画像からはわかりませんが大画面の液晶テレビでプレイしてみるとグラフィックの荒さが目立ちます。

プレイステーションの解像度が少ない事が原因としてあるようです。ブラウン管だと非常に綺麗。

シナリオ

主人公がある日、謎のフィリピン人の若い女性と出会う。彼女のいない主人公はドキドキしながら自宅に連れて帰るというなかなかにけしからん内容。

しかしそこには幾多のトラブルが待ち受けていた・・・。

音楽・効果音

ボイスによるセリフが中心になるので臨場感がある。音楽は特にコレといって良いとは思いませんでしたね。

良い点

アニメの質が高い

初期プレイステーションなので大型液晶で再生するとたしかに画像が滲んで綺麗ではありません。

しかしキャラクターデザイン、演出、声などの質が普通の深夜のアニメのような雰囲気で質が高く、それらを補っている。

イマイチな点

作業感

グッドエンディング、ノーマルエンディング、バッドエンディングの数が表示してあります

ただそれが作業感を強めているような気もします。ひたすら分岐する場所を調べて辿らなければならないような気持ちになる・・・。

そうなってくるとイヤなのが全くおんなじ経路を辿っちゃうこと。同じエンディングを迎えることが無駄に思えてしまうんですよね。

このような作業感ありきのシステムを採用するんであればプレイヤーにそんな心配をさせない配慮が必要かと。

例えばこの経路でまだ選んでいないコマンドは色分けするだとか

この先の経路で選択肢が~個あり、そのうち未選択のコマンド数は~個との表示など。これくらい徹底しなければこのシステムは疲れる。

作業感を打ち出しているんであればそれを快適にさせればむしろゲームの面白い部分になりえたはずなので残念ではあります。これはなにもこのゲームに限ったマイナス点ではないんですけどね。サウンドノベルなどの分岐するシステムをとったアドベンチャー全般にいえることです。

全体的な印象

魅力的な絵、ストーリー、演出ともにいいです。

ただストーリーの分岐するシステム面がプレイヤーにとってあまり快適でないため、なかなかまたやろうって気にならない・・・。

自分の場合、なにもたくさんのエンディングをみたいわけではないんだよな。たった一つの感動的なエンディングとあとはそれにいたる過程が楽しめればいいんで。なのでそういうのを探します・・・。

アマゾンレビュー12件☆3.8
「badエンド時に何故こうなったのかを、登場人物がプレイヤーに語るのも面白い。」「このシリーズ最大の魅力は、フルボイス、フルアニメ、そして選んだ選択肢によって変わってゆくマルチエンディング。」

レビュアー管理人
7点
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